2009年1月15日木曜日

閑話 その六

画像

 写真の話です。
 各章の先頭に上手くも無い写真を載せているが、文章だけが並んでいるよりはマシかな,枯れ木も山の賑わい、との考えなので、お目汚し失礼!
 私はたまたま休んだ時にシャッターを切るだけで、其の一枚を目指して山に行く人達とは、心掛けから腕前までとことん違う。威張る積もりは無いが、ど素人だもんね~♪
 以前はペンタックスを使っていたが、割と自動化されていて、電池に頼る物だった。昭和六十三年の春、五竜へ行き本人なりに結構良い写真が撮れたぞとほくそ笑み、現像された物を見たら殆どがオーバー、「ああああ……」と嘆き、写真屋に相談したら、積雪期はマニュアルに限るとアドバイスを受け、ニコンF2を購入し今日に至っているのです。
 しかも生意気に、初心者はポジの方が撮った其の侭で仕上がるから勉強になると、何かで読んですっかりその気になって、マウント迄しちまう間抜けさは、今だに続いているのだ。えっへん。(???)
 そのポジを富士フイルムでデーターにして貰い載せているのだが、其れ(昭和六十三年)以前の写真は無い。写真は相当撮って有るのだが、引越し(平成二十年十一月、つい此の間)の時、写真だけ残してネガを全部捨ててしまったのだ、妻が……。私が自分で梱包しなかったのが元々悪いし、「え、必要な物なの?」と訳の分からない妻を責める訳にもいかず、泣き寝入り、従って最近(済みません、二十年間では最近なんです、此の歳になると)の写真ばかりで有る。
 後で本文に出て来る私達でやっていた零細山岳会で写真係をすると、Sは抜群に上手く、IとTは並の腕で私とNは下手、Kはすこぶる付の下手だった。Sはプロのカメラマンになった。栴檀は双葉の頃より芳しい、を地でいった訳だ。尤も記録係として文章を書かせれば、私は結構優秀だった(え、そうでも無い?)。
 此のブログの面倒を見てくれているAは写真が上手い。センスが私なんぞとは桁違いなのだ(私と比べるなって?ご尤も!)。何気無い物を何気無く撮り、それが良い作品になってしまう。矢張り写真はセンスの世界なのだろう。私の出番なぞ無いのが当たり前です。
 マウントした写真なので、現像成ると我が家でスライド会を開催する。掻き集められた家人は良い迷惑で、欠伸はするは私語は交わすは、元気だった頃の母は「あそこに人の顔が写ってる!」なぞと口走るし、騒がしい中無理やりスライドを映し続ける私も、相当な困ったちゃんで有る。
 家人にぼろ糞に言われた写真を披露するのも気が引けるが、冒頭にお断りした通りの訳なので、嫌でしょうがお付き合いいただけたら有難いのです。

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