2023年9月29日金曜日

休題 その四百九十二


   高市早苗氏がIAEA(国際原子力機関)の年次総会で、シナの福島処理水放出への抗議に対して科学的根拠のない主張だと英語で反論した。予定にないスピーチだったらしいが、とっさに反論したのは流石である。凄く偉い!

 それでも残念に思うのは、極(ごく)真面目な反論である事だ。シナは科学的根拠がない事は百も承知で、政治的意図で日本を非難しているからだ。

 IAEAの基準は充分に満たした処理であるし、シナの原発の方が福島第一原発より遥かに多くのトリチウムを放出している事実があるからである。IAEAに出席する人間ならそんなこたあ勿論知ってるけど、非難の為の非難をしていると読めるだろう。

 日本の水産物は全て汚染されているので全面輸入禁止と言うのだから、日本近海の魚は汚染魚と言う理屈になる。ところがシナの漁船は日本近海で漁を大々的に行っている。そこを突いて欲しかったですよ。シナ人民の健康の為に日本がシナの漁船を拿捕致しましょうか、とか言って微笑んで貰いたいw

 シナが理屈の通らない事を言い募るのは、直ぐに日本が折れてシナの機嫌を取る実績を積み上げて来たからではないのだろうか。これは日本にも非がある。日本国内にシナに呼応する勢力が存在するから付け込まれる。一部野党、一部与党政治家、多くのマスコミがそれである。内なる敵なのだ。それに屈し続けて来たのが歴代内閣ってこってす。あくまであたしの考えですけどね。

 高市氏に話を戻すと、シナ代表は相手にせず他の諸国に向かって日本の正当性、シナの現状を訴えたら良かったのに、と思っている。シナ代表は確信犯なので何を言っても無駄だ。真実を世界に向かって話しかけた方が余程良かろう。これは高市氏に限らず、政府としても世界に真実を発信し続ける事が肝心だ。すれば、シナの出鱈目は明らかにならざるを得ないと愚考して悔しがっています。。

2023年9月26日火曜日

閑話 その四百二十二

 


 毎日毎日遭難の記事である。今年の遭難件数は過去最高だ。死者数は突出してはいない。既述だと思うが富士山と北アルプスが断然多い。一部情報だと奥秩父も相当多いらしい。遭難原因は、八月迄の集計では、転倒、道迷い(変な言葉)、滑落、疲労、病気の順番であった。詰まり、転ぶ、迷う、滑り落ちる、疲れる、発病するの順だ。

 三番目の滑落は即命に関わるが、他は助かる率が高い。携帯がある時代ならではだろう。でもですよ、一寸と情け無さ過ぎだと思ってしまう。富士山は観光地化したので別として、北アルプスや中央アルプスに入る登山者が、疲れて助けを呼ぶなんてナンセンスだ。余りにもお粗末ではないか。キツい言い方だろうけど、他に言い様がない。

 単なる憶測だが、昔は何て事なく歩いたルートを還暦過ぎて再チャレンジ、体の衰えに気付いた時はもう歩けなくなっていた。そんな例も多いのでは。

 数日前に空木岳(中央アルプスの名山)下山中の男性(74)から救助要請があり、雨の夜中に救援隊が出て背負って下山した。昔なら這ってでも自力で降りるか、一晩ビバークだろう。歩けません、って助けを求めるなら最初から登るな!

 人の事なので強い事が言えます。明日のあたしの姿かも知れないのにねえ。本人は歩けると思っていても体はシビアである。限界が来ればダウンする。

 死亡者の殆どは滑落である。北アルプスで五件、北海道で三件、各地で一件ずつ、二十人で他に行方不明者が二人いる。九月に入ってからも、北穂の滝谷でクライマーが一人、西穂から奥穂へのバリエーションで一人、大キレットで一人、都合三人も北アルプスで亡くなった。三ヵ所共ヤバい場所である。これは致し方ないのかも知れない。

 亡くなった方のご冥福を祈ります。

2023年9月23日土曜日

休題 その四百九十一

 


 前々章で安芸高田市の石丸市長を取り上げた。徹底的に議会とメディア(主に中国新聞)と戦って来た。中国新聞とのやり取りは、半端な終わらせ方はしないと言う市長の決意が顕れているものだ。

 全国的に注目されるきっかけは議員定数半減の提案をしてからだが、ユーチューブで一気に百二十万再生を叩き出したのは今年七月の定例記者会見だ。

 それ迄も中国新聞の担当胡子(えびす)記者と揉めていた。揉めていたとは不正確で、市長が胡子記者の認識を問い詰め、胡子記者が碌に答えられず逆切れするパターンなのだ。

 依って七月の記者会見には上司のタケカワ次長も出て来た。名を片仮名で書いたのは漢字の書き方が不明の為で他意はない。記事の内容確認の為に市長が胡子記者に質問するが、次長が記事の背景を説明する必要はない、とつっぱねる。記事が総てだと言い、書かれていない事には答えない、と。

 メディア人の思考が明確に表れている。自分は正義であって、糾弾されるべき存在ではないのだと。市長は、立場を変えて考えましょう、今私が今取材していますが次長は答えません、それは逃げたと判断されますよね。次長はそうは思いません、と堂々とダブスタで答える。自分は良いが相手はダメってか?

 市長は理詰めで攻める。メディアは権力者なのを認めさせ、表現には気を付ける様に言うと、次長は言われっ放しの悔しさで、お互いに、と余計な事を言う。そしてお互いではない、と散々理詰めでやっつけられる。

 この日の市長は執拗であった。大元は次長が答える必要はありません、を連発した事にある、とあたしは見ている。メディアに物を問うたらいかんのけえ? きっと、いかんのじゃと答えるのだろう。儂はメディア様じゃ、えっへん、と言う気持ちでいるのだろうなあと分かる。

 あたしの駄文より安芸高田市定例記者会見の七月を見て下さい。ユーチューブで簡単に検索できます。二時間かかるんですけどねw