2023年9月14日木曜日

閑話 その四百二十


  ノートを見たら令和三年十月に塔に登ったのが最期だった。約二年間のご無沙汰なのか。令和四年から喘息が始まったから無理もないのかなあ。意を決して塔に行きまし、一昨日の一番バスです。

 二十人程の登山者は三十代四十代五十代が主で、平日にしては珍しい。あたしが最年長かと見ていたら、初老の女性が一人、彼女が多分最年長だろう。

 最初に歩き出す。抜かれまくるのを覚悟していたが、十人弱に抜かれて済んだ。急がない事を一番にしてはいたが汗がポタポタ落ちる。曇りで良かった、晴れだったらどうなった事やら。

 脚は衰えてました、弘法山ばかりだもんねえ。駒留階段では左足がつりかけて、注意しつつ行く。でもまあ、大倉尾根はこんなに階段ばかりだったんかい。とか思ってて岩のゴロゴロしてる所へ来ると、結局階段は楽なんだと思い知るだらしなさ。今回は兎に角登れれば良いのだ。

 登れました。展望はないが久方振りの頂上。くたくた、ゼーゼーではあるが頂上に着けて目出度い。数人が休んでいる。他の諸君は先に進んだか、表尾根だろう。

 下り出すと十人近くと擦れ違う。この若者達(あたしから見て)より速かったのかと我乍ら驚いたりする。一寸と良い気持ちw

 初老の女性には会わなかったので、彼女は鍋割かも知れない。最初は調子よく下ったが、やがて脚が重くなって来た。駄目ですなあ、ノタノタ下る爺さんですよ。

 一本松上で休んだ時、十二時二十八分のバスに間に合うかも知れない、なぞと余計な考えが浮かび、それから急いだ。緩い里道になるとヨロヨロと小走りで頑張って、車道も同じくで大倉に着くと、バスは二十二分、着いたのは二十五分(涙)。勘違いの為にくたくたになったです。往復五時間二十三分でした。時間は食ったが、登れたのが嬉しいと言う情けない話でした。

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