2023年9月5日火曜日

柄でも無い事 その八十六


  又もや箱根蕎麦でやんす。柄通りでして、しかも本当にどうでも良い話なので先に誤っておきます、御免なさい(ペコリ)。

 新型の券売機は、あたしの知ってるのは小田原、町田南口、海老名の三店だがもっとあるだろう。大きい店に設置されていて、蕎麦とうどんに分かれていて、トッピングも押してから発券すると情報が厨房へダイレクトに流れ、客は発券された券を持って待てばその番号で呼び出されると言う優れものである。

 厨房の上には画面があって、呼び出し中の番号と注文済みの番号が表示されている。それは便利で大変宜しい。一寸と変なのは呼び出しのアナウンスは録音された女性の声なのだが、偉く訛っているのだ。「発券ナンバー××番のお客様出来上がりました」と言うのだが、××番の番がトーンが上がる。あたしの見る処、栃木訛りに相違ない。

 初めて聞いたのは妻と旅行に行った時の小田原店だ。何じゃこの訛りは、と妻と二人で驚いた。天下の小田急フーズがこれでは恥ずかしかろうが。旅行の帰りには町田南口店で同じアナウンスを聞いた。こりゃあ、大きい店では皆これだな。社員もよく文句を付けないもんだぜ。わざわアナウンスに使うかな。

 それから二年程そのアナウンスを聞き続けた。二月程前に妻が、代々木上原で訛らないアナウンスをしている、と言う。代々木上原はそう大きな店ではないのでアナウンスはなかったのだ。この間妻と入ったら、綺麗な録音アナウンスが流れた。やっとプロに録音させたのだろう。

 これでこそ小田急フーズだと思ったものの、何だか一寸と寂しい。あの訛りにすっかり親しんでしまった様なのだ。唯、小田急線ですから栃木訛りじゃなく、あの微妙な相模訛りだったら最高だったのに。相模訛りはもう滅びてしまって無理なのかな。どんな訛りと聞かれても説明不可能、微妙なんですから。

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