2023年2月28日火曜日

閑話 その三百九十八

 


 

 紅白の梅です。残念乍ら蝋梅は老梅になって切られてしまった。聖峰の梅は今が盛り、詰まり高取山です。えー、そんなに怒らないでくんろよ~(汗)。

 Yに最低低山でも登って鍛えて貰わなければ、あたしは単独行専門になっちまう。Yだってバッチリ揃えた登山用具が無駄になるのだから、それは避けたいところだ。従って高取山なんですよ。

 二十五日、快晴の予報だったが雲ってる。予報を信じた登山者が大山行バス停に列をなしている。可愛そうに、大山頂上は雲の中。

 バスを初老の男性が一緒に降りた。どうせ抜かれるかと思っていたが、抜かれなかったのは目出度い。稜線直下の階段で下から追い上げて来る女性のグループの声が聞こえる。流石土曜日、人が多い。山頂も五、六人もいて賑やかだ。下りでも大勢と擦れ違う、人気の山になったのか登山者が増えたのか。

 Yも元の様に歩ける事を望んでいるのだからせっせと歩く。それでも一年間の空白は簡単には埋められない。高取山で埋められる訳じゃあない。やらないよっか増し、程度か。

 何とか歩度を伸ばそうとするとYが遅れるので待つ。十二時には里湯が目標だが、十二時のチャイムは吾妻山の手前で鳴った。土曜なので平日より十分早いバスなので、一昨年から見れば吾妻山の遥か手前って事になる。遅くなってますなあ。まあ、あたしだって三時間半を切るのに苦労したんだからね。一年間の空白を取り戻すには二年間掛けるつもりでなくっちゃいけないのだろう。取り戻せれば、だけど。下りのバネは無理かもです。

 高取山は多少時間は食っても歩けた。これが歩けなくなったらハイカーですらない。来月はテントを背負って仙ノ倉へ行こうと決めたのだ。まあ、何とか行けそうではある。普通日帰りの山を、山中二泊するグータラ山行なんだから。歳なりの山登りで安全第一、雪のキャンプと酒を楽しむ。偉く結構な事でしょうが。

2023年2月25日土曜日

休題 その四百六十七

 

 今ネット上で一番の話題はColabo問題だろう。テレビや新聞はほぼスルーしているので、ネットに関心のない人は全然知らないのでは。

 発端は”温泉娘”と言う地域振興の温泉版で、各温泉を女性化して表現した事をフェミニスト達が女性差別だと噛みついて、論争になった事らしい。その時にフェミニストの仁藤夢乃氏とやり合った暇空茜(ひまそらあかね)氏が、そんなに正義を振りかざすなら本当に正義かどうか調べてやる、と仁藤夢乃氏の調査を始めて、彼女が代表を務めるNPOColaboの会計が怪しいと見て東京都に監査請求、大部分は該当しないが一部に不当な疑いありで、再調査を都に命じる結果になった。

 暇空茜氏がその結果と、多くの疑問点をネットにアップ、それを誹謗中傷だとして仁藤夢乃氏が弁護団(七人)を結成して暇空茜氏への訴訟を起こした。相手は一般の一個人である、震え上がって降参すると思ったのかも知れないが、フッフッフ、相手が悪かった。

 暇空茜氏は自分等が立ち上げた会社を相手に裁判を起こし、最高裁迄争って6億円(!)の賠償を勝ち取っている。詰まり喧嘩慣れしているのだ。びびるどころか、自分に対する誹謗中傷は起訴すると宣言しカンパを募ったら8千万円(!)も集まった。

 東京都のザルの様な監督で、他にも怪しい事例が多くありそうだ。厚生労働省の審議委員に仁藤夢乃氏も加わっており、予算の増額を求めている。国もザルではないのか?増税を言う前にザルをなくせば宜しい。

 若い女性支援を謳い乍ら(他者が非難し辛い)沖縄の基地反対運動なぞにその女性達を参加させてその費用を計上し、ガチガチの左翼活動を行っている様だ。正義を前面に立てて裏で左翼活動、その原資は税金と言う図式を許せない人々が暇空茜氏に共感したのだ。

 マスコミが報道しないのは事実が不明確だからって、じゃあモリカケ騒動は事実が明確だったのか、何もないのに騒ぎまくったじゃないのけえw

2023年2月22日水曜日

閑話番外 その百四十一

 


 三日前に次女が泊まりに来た。翌朝塔に登ると言う。最近は登りに二時間一寸となので午前中には大倉へ下れる。年中山へ行ってるだけあって、偉く速い。往年のあたしを見る様である。

 その時に焼岳はどうだったかと聞いた。矢張り中の湯から登ったのだが、それが飛んでもない事になっていた。

 中の湯は一杯だったので平湯に泊まって、朝のバスで中の湯へ行ったそうな。バスの時間が早くなくて宿で聞くと「皆さん充分時間はある様です」との返事だった。そうかと思ってバスに乗ると中高年が中心、何と元気な人達だと驚いたそうだ。

 中の湯で皆さん降りてぞろぞろと釜トンネルへ入って行く。次女と友達(今回は二人で行った)も釜トンへ入って行った。バカですなあ、あたしの娘だけの事はある。焼岳は真っすぐ登って行くんだろうが!

 そう言う事です。ぞろぞろと行く皆さんは冬の上高地散策なのだ。流石に気付いたらしいが出口寸前だったのが間抜けだ。慌てて引き返して焼山目指して登ったが、森林限界を越えた付近でタイムオーバー、涙を呑んで引き返したと言う顛末。

 「思い込みに負けた」と本人の談だが、焼岳に行くより上高地へ行く人の方が多いのは当然だろう。前に書いた”冬の上高地はベテランの世界”なんざ大昔話なのだ。

 上の写真は冬の上高地への行き方を案内している記事から拝借した釜トン内部。昔の素掘りとは違って立派なトンネルだ。うーん、冬の上高地で散策、何と贅沢な散歩だろうか。そりゃあ中高年も喜んで行くに決まってる。ずーっと楽になったし。

 既述だが、あたしが冬の上高地に行ったのは西穂を失敗した帰りの一回だけ。前日の悪天候とは一転した快晴日でした。雪の平原で幕営したが、きっと違反だったんでしょうねw