休題 その四百六十四

 

　数日前の産経抄（産経新聞一面のコラム）が面白かった。北朝鮮の首領様金正恩が、朝鮮半島に駐留米軍が必要だと発言したとあったのだ。本当けえ、って思いますよねえ。朝鮮半島統一の最大の障害なのに。

　首領様曰く、駐留米軍が撤退すれば朝鮮半島は（詰まり北朝鮮も）シナに飲み込まれ、朝鮮人（南北共に）はチベット人やウイグル人や香港人の運命を辿るだろう、と。

　そうなっても北朝鮮の一般人民（一部のエリートではない大多数の人々）の暮らしにはそれ程違いはないんじゃないの、なぞとの戯言（ざれごと）はおいておこう。

　本気ならば思いの外世界情勢を把握している。日本の議員諸君よっか遥かに増しな観察眼である。大中華帝国の復活を目指し始めたシナは、近隣の弱小国にはずかずかと踏み込み己のものにする。そこに雪崩の様に大量のシナ人を送り込んで、元からの居住者を消し去ってしまう。たった今、ウイグルで進行中の悪夢の様な現実だ。何故か日本のマスコミは報道したがらないけどね。

　人民の生活にそれ程違いはない、と戯言を書いたが、今は自由が全くなくて無闇と貧しいだけだ。共産党に逆らわない限り苦しくとも暮らして行ける。シナに飲み込まれたら民族浄化の対象になるかも知れない、ウイグル人の様に。

　強制不妊手術、ゲットー暮らしで強制労働、子供には共産党思想の刷り込み、民族の文化・アイデンティティを徹底して抹殺されるのだ。詰まり朝鮮民族が抹消される。その危険性を首領様が指摘したのだ。

　マスコミがシナの悪事や事故や事件や本当の姿を報道せずに、シナの発表（殆どが嘘八白）を垂れ流すのは、資金援助を受けてるのか何か弱みを握られているのかと疑う。中には思想的にシナに偏る人間もいるだろうがね。多くは目先の欲の亡者では、と思ってます。