2023年2月16日木曜日

閑話 その三百九十六

 


  いやあ、光回線がいかれてしまってPCも電話も使えず、愚ログのアップもできないでおりました。やっと治ったので、拾い物の天狗岳の写真を掲げて恥知らずです、はい。


 Yを冬山に連れて行く事になってはいるが、堀山から幕営具を背負って下るのさえやっとの有様なので、今一度堀山で幕営して下りの様子を見る事にした。


 何処に行こうとしていたかってえと、冬山入門偏の入門、八つの天狗岳である。本当の入門編は丹沢なのだがそれは充分経験を積んでいるので、森林限界を超える山としてだ。

 天狗岳は北八つ(北八ヶ岳)に属するが、半分南八つの扱いを受けている微妙な位置付けの山だ。八ヶ岳は面白い山域で、北が牧歌的で南がアルペン的なのだ。その境目は夏沢峠だが、その北の天狗岳も多少アルペン的要素を持つので半端なのです。

 天狗岳の北に黒百合ヒュッテがあって、忙しく日帰りでアタックする諸君以外はそこをベースとして、一泊して登るか登ってから一泊して下山する。

 あたしは若い頃から忙しい登山は好まなかったので、冬と秋は黒百合ヒュッテ泊だった。秋は妻と一緒だったので当然だが、薄く雪はあったですよ。夏は天狗を越えて夏沢峠へ行ったが、八つ縦走だったので先が長いのでね。思えばあたしゃあ昔からグータラ登山者の資格を充分満たしていた様ですな(恥)。

 思えば天狗岳にはその三回しか登ってないのか。半世紀も山登りしてるのにねえ。で、あと一回冬に登ろうと考えた訳じゃなくて、Yには丁度良いかと思ったのだ。黒百合ヒュッテに幕営が普通だが、稜線に出たら幕営しちまう。翌日ピストンして下山、最高じゃんかさあ。

 現実はそれすら危ぶまれる今のYの状況。天狗の下りで膝がグナリとなったら即滑落である。良くて怪我、悪くすると死亡事故だ。あたしは何と言ってYの家族に詫びれば良いのだろうか。

 んだで又もや堀山で幕営としたです。安全を心掛けるのが我が使命ですから。

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