2023年7月30日日曜日

柄でも無い事 その八十五


  へっへっへ、箱根蕎麦の話です。たまには高級寿司の話でもしろったって、無理難題なのでご勘弁を。え、題名を「柄通りの事」に変えろって? 真に御尤も!

 せっまーい北口店でここ三回続けて豆腐蕎麦を注文する場面に出くわした。夏が来たんですなあ。調べたら豆腐蕎麦は三十年(!)続く季節商品、あたしは注文した事ないが、偉いヒット商品であろう。正式には「豆腐一丁蕎麦」と言います。

 写真通りの、豆腐が一丁デーンと乗ってるだけなのだ。削り節やネギや揚げカスも付いてはいるが主役は豆腐。絹漉しだが箸で摘まめる程しっかりしていて濃厚に豆腐の味がする、とあるブロガーが書いていた。

 ヒット商品とは言え一寸と(いや、うんと)変わり種なので、その日の数量は限定らしい。確かに豆腐が余っても困るもんねえ。従って、店に依っては早々にその日の分は売り切れになる様だ。

 あるブロガーは、ネギをW増量して食べて見たら凄く美味しかったと書いている。説明が必要ですね。箱根蕎麦でネギは少々なら入っているが(当たり前ですな)、増量は有料なのだ。三十円だが、何とネギ半本近い量がある。W増量とはそれを二つ、ネギ一本を刻んだに近くなる量だ。ネギと豆腐は相性が良い。そりゃあ美味しいでしょう。

 「豆腐一丁蕎麦」を取り上げるブロガー達は揃って箱根蕎麦のフアンの様だ。そりゃそうだろう、さもなきゃ取り上げもしないって。皆さん美味しいと喜んでいる。そして「これを食べないと夏が来ない」なぞと仰る。あたしは食べた事ないから、きっと夏は来ないで暑いだけなのだw

 妻にその話をしたら、前に食べた事があると言う。え、何時何処で?勿論覚えちゃいなかった。どうだった、と聞くと普通の豆腐よとさっぱり分からん。似たもの夫婦って事でした。

2023年7月27日木曜日

柄でも無い事 その八十四

 


 一昨日の夜、スーパーバンタムに転向した井上尚弥が、二つの団体の統一チャンピオンのフルトン(米)に挑戦した。結果は御存じの通り、井上が8ラウンドにTKO勝ちです。

 リーチ差があり、体格も大きくジャブが煩い無敗の王者フルトンには苦戦するのでは、と心配するプロが多かった。現に外国の評価では、良い試合になるが結局フルトンが勝つ、がやや多かった様だ。

 階級の壁なんざなかったですなあ。ジャブの刺し合い(そう呼ぶ様です)でも井上が勝っていた。リーチ差は素早い動きで潰した。しょっちゅう出したボデイジャブ(初めて聞いた)は徐々にフルトンを追い詰めていた様だ。勿論あたしはそんな専門的な事は分からない、ユーチューブの解説を聞いての話。ボデイジャブを何度も効かせているうちにフルトンは嫌がってボデイに意識が移る。そして8ラウンド、ボデイジャブに続いて右ストレートが見事に決まってダウンを奪った。

 唯隙を見て打ってるボクサーとは全く違う。作戦を組み立て、実際の相手の動きを見て修正しつつ思う様な試合運びに持って行く。井上尚弥のボクシングは高等戦術と言うべきだ。素早さ、強力なパワー、タフネスに頭脳が加わっている。完璧じゃんかさあ!

 フルトンは「8ラウンドのボデイジャブが見えなかった、パワーでなくタイミングだ」と試合後言ったが、そのタイミングを掴むのが途轍もなく巧いのが井上だ。そしてそう仕向けて行くのが井上だ。唯のタイミング扱いしてるから、貴方は井上には絶対に勝てないのだ。あたし如きが偉そうに言って申し訳ないのだが、井上に代わって一言言わせて貰いました。

 スーパーバンタムには残りの二団体統一チャンピオンがいて、今年中に対戦がある予定だ。それに勝てば四団体統一が成る。きっとそうなるでしょう。願望ではなく事実として。

2023年7月24日月曜日

休題 その四百八十四

 

 EV車と言えばテスラが代表だろう。そのオーナー、仮にF氏とするが、中古でテスラを買って気に入って乗っていたが、バッテリーがいかれて充電不能になった。八年間の保証は昨年十一月で切れていた。前のオーナーと合わせて七年七ヶ月乗ってた訳ですな。

 テスラサービスセンターに連絡すると、バッテリー交換に二百三十万円(!)掛かるとの事。おいおい、新車が買えるぞ。

 車検を通したばかりだったので悩んだと言う。テスラサービスセンターに買い取りの相談をすると、バッテリーが壊れた状態での買い取りはできない、バッテリー交換後なら九十万円で買い取る、と。なんじゃこりゃあ、百四十万円黙って払えってか?

 他の中古屋がその侭九十万円で買い取ってくれたのはめでたい。F氏は又テスラを買うと言っている。ここが一寸とあたしの理解を超えた処だ。まあ、結局好き好きなんだけどね。

 EV車の問題は色々と指摘されて来た。衝突発火、充電中発火が一番怖い部分か。何人か死者も出ている。家で充電中発火して、家ごと燃えてしまった例もある。開発途上のも技術にトラブルは付き物なのは分かっている。

 あたしが気になるのは、環境に良いとの売りだが、その電気はどうなんだろう。原発か自然発電(水力風力太陽光)でなければ無意味ではないのか。それにでかいバッテリーを造るのにどれだけエネルギーを使ってるんだろうか。トータルで今迄の車より本当に良いのか。有害物質をたっぷり使ったバッテリーの処理はどうするのか。二十年後廃車からの重金属で土壌汚染が凄いって事にならないか。

 ノルウエーが世界一EV車が普及しているが、この冬に電力不足の為にEV車に充電しないでくれとか言っていた。悪いジョークです。

 環境問題はあくまで建前で、エンジン造りで日本に敵わないと分かったからEV車推しになった、とあたしは見てる。多分そうでしょう。