2022年2月28日月曜日

休題 その四百十四

 

 ウクライナが善戦している。一気に制圧されるのではとの危惧は取り敢えず消えた。侵攻直前に持ち込まれた米国及びNATOからの対空、対戦車ミサイルも有効だっただろう。

 戦況は刻々と変わるので触れないが、ゼレンスキー大統領がキエフに留まり抗戦する姿勢を明らかにした事は大きい。ウクライナ軍の士気は上がっただろう。一方のロシア軍は大儀なき侵攻に士気は低い様だ。ウクライナの軍と国民が戦う意思を持ち続ければ、ロシア自体が動乱に陥る可能性も出て来た。

 今日取り上げるのは日本の九条信者の反応だ。辻本氏が「戦争反対」と騒いでいた。違和感有り過ぎだろうが。一方的に攻め込まれたウクライナが抵抗して、結果として戦争になった。それに反対するのはウクライナに抵抗を止めろと言っている訳だ。普段の主張の通りに敵が来たら白旗を上げろってか? ロシアを全面支持してるのか? ロシアに侵略を止めろと叫ぶのが筋だ。それをしない辻本氏は、暴力に依る現状変更論容認者である。語るに落ちる人物だと言っておこう。

 共産党の志位委員長は、ウクライナに九条があったら侵攻されなかったのか、と問われて「憲法は国民が政府を縛るもので、プーチンが日本の大統領でも侵略させない為のものだ」と答えた。

 苦し紛れに話をすり替えている。冷や汗をかいていたのかw そんな可愛い人物ではあるまいて。ウクライナに九条があったら、と言う質問から逃げている。勿論九条がロシアの侵略を止められっこないからだ。

 プーチンが大統領なら九条なんざとっくに削除されてるだろうし、もしあってもサラッと無視に決まってるもんねえ。国際条約を平気で破り国内の反対派を毒殺する男が何で九条を守るのだ。

 国を守ると言う気持ちを必死に否定して来た諸君の発言を、楽しみに待っております。

2022年2月25日金曜日

休題 その四百十三

 

 前々々章でロシア軍の一部撤退報道を信じ込んで、親ロ住民の多い東南部二州を確保すれば作戦目的は達成だ、なぞと頓珍漢を書いた。あたしはど素人とは言え、余りにひどい読み間違いにお詫び申し上げます。

 プーチンはそんな甘い男ではなかった。彼は未だに十九世紀の帝国主義を生きていたんですなあ。だから二十一世紀流の経済制裁なぞ意にも介さなかった。国際非難だって子守歌ってか。

 ロシア軍は四方向から侵略を開始した。初っ端に百発以上のミサイルを撃ち込んで対空システムを破壊したので、制空権はロシアのものである。これは日本も全力で検討すべきだ。日本を攻める国も同じ方法を使うだろう。一気に防空機能を失わない為の方法を講じなければ、最新戦闘機も無意味になる。

 首都キエフへ32Kmに迫ったと最新ニュースは言う。キエフ陥落、現大統領処刑、傀儡政権樹立、ウクライナの非武装化(詰まりロシアの属国化)が作戦目的だろう。

 一部撤退なんてフェイクを流して、実際は兵力を増強していた。十九万近い動員なので去年から準備しなけりゃ間に合わない。最初からプーチンはやる気だったと判断できる。従って核兵器の使用を仄めかせ、核戦争に勝者はない、と凄んで見せた。

 軍事的にはウクライナは見捨てられるだろう。どこの誰がプーチンと核戦争する覚悟を持てるのだ? 相手は十九世紀に生きている。

 経済制裁がせいぜいだろうが、ロシアはシナを貿易相手に選んだ。お似合い同士が手を組んだ訳だ。ロシアには経済制裁は余り効き目がなくなった訳か。シナはロシアの侵攻を非難しない立場を明らかにした。国連も常任理事国には何もできない。

 自分の国は自分で守る、単純だが厳然たる真実である。ウクライナには(色々訳ありだが)その備えがなかった。では日本は? ウクライナと同じに見えるのだが、気の所為だろうか?

2022年2月22日火曜日

閑話 その三百七十三

 


 又高取山へ行こうとしたと思いなさい。〇ね馬鹿!とのお気持ちはよーーっく分かるけど、まあお聞きくんろよ。

 急行に乗って本を読んでいて、もう本厚木かなと見ると寂しげな駅である。何処かな?、見覚えないぞと思ってると「藤沢行き出発します」と放送、慌てて飛び降りた。長後だった。馬鹿ですなあ、違う電車に乗ったのだ。

 バスには間に合わないので弘法山にコースを変えた。相模大野に戻って秦野で下車。マックでモーニングを食べておもむろに出発。

 登山口迄に中年カップルと若いカップル、七人の初老グループを追い抜いて、権現山迄飛ばす。すると息が切れて呼吸困難状態に陥った。酸欠の鯉みたくなった。このコースの何時ものスピードなんですよ。それなのに息ができない。吸おうとせずに吐く、と言い聞かせつつフーフーと息を吐く。ピッチも落としてやっと呼吸が整った。

 こりゃあ拙い、酷く拙い。後は急がずに無事に里湯に着いた。思えばここ二週間程寝ていると喉がヒューヒュー鳴った。咳は収まったものの、体調不良は続いていて何時でも変に息苦しいし。

 で、休まないのがポリシーの医者に行った。掛かり付け医で息苦しいなぞと言うと、表で待たされるのが分かっているから。

 診断はアレルギー性喘息。喘息ってアレルギーなんじゃねえのけえ。一体どう違うんだか。二ヵ月半の咳の後遺症って事なんだろうか。確り薬を飲んで治さなきゃダメなんですなあ。前回は咳が治ったら残りの薬は捨ててしまったもんでね。

 トホホホ、山にも行きづらくなっちまったぜ。あの呼吸困難は偉く辛かった。ゆっくり行くしかないのだ。これが喘息の苦しみなんだと思い知った。

 元々の喘息ではないのでやがて治るのだろう。薬がやがて効いて来ると医者も言います。