2022年2月22日火曜日

閑話 その三百七十三

 


 又高取山へ行こうとしたと思いなさい。〇ね馬鹿!とのお気持ちはよーーっく分かるけど、まあお聞きくんろよ。

 急行に乗って本を読んでいて、もう本厚木かなと見ると寂しげな駅である。何処かな?、見覚えないぞと思ってると「藤沢行き出発します」と放送、慌てて飛び降りた。長後だった。馬鹿ですなあ、違う電車に乗ったのだ。

 バスには間に合わないので弘法山にコースを変えた。相模大野に戻って秦野で下車。マックでモーニングを食べておもむろに出発。

 登山口迄に中年カップルと若いカップル、七人の初老グループを追い抜いて、権現山迄飛ばす。すると息が切れて呼吸困難状態に陥った。酸欠の鯉みたくなった。このコースの何時ものスピードなんですよ。それなのに息ができない。吸おうとせずに吐く、と言い聞かせつつフーフーと息を吐く。ピッチも落としてやっと呼吸が整った。

 こりゃあ拙い、酷く拙い。後は急がずに無事に里湯に着いた。思えばここ二週間程寝ていると喉がヒューヒュー鳴った。咳は収まったものの、体調不良は続いていて何時でも変に息苦しいし。

 で、休まないのがポリシーの医者に行った。掛かり付け医で息苦しいなぞと言うと、表で待たされるのが分かっているから。

 診断はアレルギー性喘息。喘息ってアレルギーなんじゃねえのけえ。一体どう違うんだか。二ヵ月半の咳の後遺症って事なんだろうか。確り薬を飲んで治さなきゃダメなんですなあ。前回は咳が治ったら残りの薬は捨ててしまったもんでね。

 トホホホ、山にも行きづらくなっちまったぜ。あの呼吸困難は偉く辛かった。ゆっくり行くしかないのだ。これが喘息の苦しみなんだと思い知った。

 元々の喘息ではないのでやがて治るのだろう。薬がやがて効いて来ると医者も言います。

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