2014年8月31日日曜日

閑話番外 その八十




 前述だと思うが、笹はイネ科の植物で南方起源で有る。従って、日本では当たり前な雪と笹の風景は、極めて珍しいのだ。椰子の木に雪が積もって居る様なもんだろう。
 竹と同類なのだが、其の区別は難しいらしい。大きさで分ける様だが、小さな竹と大きな笹の、微妙な違いが判別不能なのだ。
 竹は中国伝来のものが大部分だが、笹は日本列島固有のものが殆どで、種類もべら棒に多いらしい。
 欧米では笹を“sasa”と呼ぶので、日本的植物と認識されて居る訳だ。うーん、当たり前に見て居た笹が、意外とマイナーな植物だったんだ。
 下草が生えないブナ林帯でも、笹だけは棲息する。ブナと笹は相性が良いらしい。と言うより、ブナの発する強烈なフィトンチッドに負けない強靭さを、笹は持って居るのだ。
 薬のクレオソート丸は、ブナから採取する事は既述の通りで、下草の生存を許さない強さなのだ。其れに負けない笹。
 ブナ林帯と笹、これも日本独特の風景だったのだ。何処の山でも良く外国人に出会う。きっと他国では味わえない独特の山を、楽しんで居るのだろう。
 と言う事は、外国の山に登れば、全く日本の山とは違う風景に出合う訳だ。
 あたしは日本の山で充分だ。ま、無精者だからでも有るのです。

2014年8月28日木曜日

内緒の話ですからね その一




 畦ヶ丸にSとKを連れて行ったら「丹沢にもこんな良い所が有るんだ」と喜ばれたと、前に書いた。勿論、私が藪山ばかり引き回した所為なので、SとKの誤解だとも書いた。
 でも、確かに畦ヶ丸は良い山で有る。誤解だとばかりは言い切れない部分も残る。従って又取り上げて見ようと思う。三年半振り以上となりますか。思えば此の愚ログもダラダラと続いたもので、我乍ら呆れてしまう有様ですなあ。
 頂上の避難小屋の素晴らしさは、畦ヶ丸の章でたっぷり書いた筈だ。え、筈だって、自分の文章を覚えて無いのかよ?そうなの、碌に覚えて無いの。ま、歳と酒の所為なんで至極当然なのだ。
 で、畦ヶ丸近辺にはもう一つ避難小屋が有る。大滝峠上から四十分程下った所に、建って居る。流石に東海道自然歩道で有る。事故が有ってはならじと、ちゃんと避難場所を用意して有る。
 尤も、其の避難小屋を活用出来るかどうかは、夫々の経験が決めるのだが、用意して有るだけでも良しとすべきだ。さも無けりゃあ、冷え冷えとしたビバークになっちまう。
 其処の小屋は環境が良い。其の近辺は何処でも環境は良いのだが、此の小屋は鬼石沢とステタロー沢の分岐点に有る。其処は小広い合流点と言っても良い。二本の沢に挟まれて居るのだから、水に不自由しない。決っしてしない。
 しかもですよ、泊まる人はまず居ない、或るいは、殆ど居ない(と思われる)。だって、凄く半端な場所なのだ。此処を選んだ環境庁に聞きたい位、訳の分からない場所だ。バス停からなら一時間二十分、一体誰が泊まるのだろう?
 (内緒の話ですからね その二へ続く)

2014年8月24日日曜日

閑話 その百三十六




 此の大倉尾根ピストンは、地図上で五時間五十分(休憩含まず)。何度も書くが、標高差1200m、丁度いいアルバイトで有る。其れに頂上は塔ノ嶽(正式名称)1491mだ。丹沢の客間で有る。(此れはあたしの解釈)
 こりゃあ凄く良い! 来る人は、そりゃあ年中来る訳だ。あたしでさえ、今年六度目のピストンの話を書いて居るのだ。来る人は毎月、或いは月に二度は来るのかも、なのだ。
 あたしは常の如くに即下る。一応、ブルーのスパッツの青年には声を掛けた、「お先に」。「あ、お疲れ様でした」との声を背に下り始めた。山とは、一期一会で有る。
 まあ、どんどん下れた。特に問題も無い。大倉には五時間半で降り着いた。あたしの標準タイムで有った。
 前回は往復に七時間掛かった。登りはYが、下りはToが遅れたから。ま、其のお蔭で二日酔いのあたしも、歩けたんだけどね(忸怩)。
 三十代では無い。二十代後半だっただろう。大倉尾根を、どれだけの時間でピストン出来るか試した事が有った。寒い雨の日だった。当時のあたしは、雨具は(丹沢では)着ない。
 路は整備される前で、赤土の斜面を登降するのだ。雨なんざ降ったらとても嬉しい。ズルズルなんだからさあ。
 其の時は三時間で往復した。頂上では、山小屋の陰で五分程休んだ。あれをしなければ三時間を切っただろう。
 若いってそうなんで、年寄りの意味が全く無い思い出話、失礼!!

 
 大倉に着きました。O屋が休みだ!え~ん、楽しみにして居たのによお。。。。。
 其れは良い、問題は筋肉痛だ。さて、どう?
 はい、全く有りませんでした♪
 二日酔いで山に登ると、思わぬ負荷が掛かるって事だったんでしょう。ほっ、唯の爺さんで無くて良かった。(だからあ、唯の爺さんなんだって、馬鹿!!)

2014年8月22日金曜日

クソ面倒な話 その七十




 前回に何で、(あたしは嫌なんだけど)、と書いたかと言うと、“慰安婦問題”の仕掛け人は決まって日本人なのだ。其れも嘘ばかり。。。。
 繰り返すが、やった事なら認めて謝罪も賠償も当然だ。でも、捏造して迄日本を貶める(一部の)日本人の気持ちが、超嫌なのだ。
 朝日が吉田証言を否定し、国家総動員法に依る徴用を、慰安婦としての動員だった事も否定した。二十万人の慰安婦説は其の誤報の所為だ。
 でも、其れは二十年以上も前から明白に否定されて居た事だ。其れを今更、其の記事は取り消すと言っても、手遅れだ。読む気も失せる説明文より、とても小さく書いて有るだけなのだ。卑怯者めが!!
 日本軍は性奴隷を、二十万人も朝鮮から動員した悪逆非道な民族だ、との評価は一人歩きして、世界で認識されて仕舞った。
 立派にもう役割は果たしたって事かな、朝日さんよ。だったら、そろそろアリバイ工作もしようかな、ってこったかね?
 慰安婦の強制性は覆されたが(とっくに知ってる!!)、軍に依る人権侵害は変わらない、と朝日は仰る。そして、インターネットにも、同じ趣旨の意見が見られる。共産党も同じ見解だ。
 あのねえ、其れは戦場における売春婦と言う存在に関する話で、世界のどの軍隊にも付物なのだ。日本だけが特別に非難される謂れが何処に有るのだろう?アメリカは?etc.
 余りにも情無いので、詳しい説明はしない。事実を知りたければ、幾らでも調べられる。南京大虐殺と同じ事だ。但し、ちゃんと調べなきゃいけない。検証不十分な良い加減な資料も多いので。
 橋下大阪市長が、世界中で有った事だ、と正論を述べたら、大パッシングに会ったのは、つい最近の事だ。今となったら、皆頷く。あのさあ、少しは自分の頭で考えたら???
 マスコミのみを責めるのは酷だろう。商売だから、ニーズに応えるのが仕事だ。詰まりニーズが有ったと言う事だ。(但し朝日は確信犯で、でっち上げて迄日本を貶めた)
 誰が、日本を悪く言うのが好きな日本人を造ったんでしょうね?物凄くエネルギーと時間を掛けて。
 言うが野暮か……。