2020年5月31日日曜日

休題 その三百十



 大分前の休題で、“沖縄”のラベルで沖縄戦の概要を書き、基地問題で揉めるのも当然、と書いた。前の戦争で、余りに多くの民間人が巻き込まれて亡くなったからだ。
 その思いは全く変わらないのだが、今のデニー知事はいただけない。昨日のニュースだっただろうか、何時でも良いが「沖縄に中国の侵略はない」とのたもうていた。
 おいおい、尖閣諸島は沖縄県に属してるのだが、知ってんのか? 知らない筈はないですなあw そこへ毎日シナの公船(変な言い方だ、巡視艦と呼べば良いのに)がやって来てるんだよ。領海にも入って来るばかりか、日本の漁船を追い回したりしてるのだが、それについては何も仰らないのはどうしてなの?
 左系のユーチューバーがその件について、国際法上問題はない、軍艦が領海に入るには通知をして許可を得る慣習だが、それだって決まり事ではない。メディアはこうやって捏造記事を流す云々。聞いていて頭が痛くなった。前提を全く無視しているので、話がハチャメチャになるのだ。
 シナは尖閣諸島を自国の領土だと強弁している。従って公船を毎日領海侵犯させて既成事実化すると同時に、日本の対応を窺っている、この前提を(多分意識して)抜かしているのだ。
 デニー知事も同じ穴のムジナだろう。重要な前提を意識的に抜かしている。それは尖閣諸島はシナの領土だと言っているのに等しい。デニー知事は本気でそう思ってるのかも知れない。沖縄は独立そて、シナの属国になりたいって事なんだろう。
 彼が独裁国家が好きな訳は全く不明だ。或いは米軍憎しの余りに、シナに色目を使い始めたのかも知れない。デニー君はそれで満足だろうが、沖縄県民はどうなのかな。
 以上はあたしの勝手な考えです。外れてる事を願うが、合っていそうなのが怖いです。

2020年5月27日水曜日

閑話番外 その百十三



 六年前の二月に「己との戦い」と言うラベルで、あたしは山では己とは戦わない理由を書いた。己と戦うなんてレベルじゃないって話で、情けないのです。
 六年の歳月は大きい。今や己と戦う局面に近い状況がたびたび出現する。と言っても偉く低水準な話なのだ。
七十二歳になったからだし、手術の後で死にかけて体力ががくっと落ちた事もある。詰まりザックを背負って登るって行為がひどくキツくなったって事だ。すると、歩を進める事自体が己との戦いになる。ね、ひどく水準の低い話でしょ? 書いてて嫌になるが、現実はそうなのだ。
 テントを背負っての縦走はもうダメだろうね。Yと二人なら共同装備(テント、火器、明かり、バーナー、ガス、コヘル、ロープ等)は一組で済むので何とかやれたのだが、去年の谷川岳小縦走でYがとことん参って、今後の縦走は諦めた。単独でのテントの縦走は此れ又限界だろうから、定着アタックか小屋泊まりしか選択肢はなくなったのです。
 小屋泊まりでもあたしは自炊派なので、荷物は10Kgを越える。小屋への登りで己との戦いを強いられる。ヒーヒーと頑張るってこってす。
 ダメだこんなんじゃ! 愚にも付かない年寄りの戯言(たわごと。読めるって?失礼!)じゃないか。
 とは言ってもそうなんですよお。最早登山者なんてもんじゃない。山をうろつく爺さんに過ぎない。それも一寸とうろついて直ぐにテントか小屋に入って酒を飲み始める。登山者失格以前に人間失格だ。少しは反省しろ、このできそこないが!
 と、怒っても無理なものは無理なのだ。ザック背負ってスタスタとは登れない。昔じゃないんですなあ。キスリングを背に、人を抜き乍ら稜線を行ったのは、夢かと疑います。

2020年5月23日土曜日

休題 その三百九



 三月後半に高取山に登って以来、山とはすっかり御無沙汰である。映画とも旅行とも飲み会とも御無沙汰になった。尤も最近は観たい映画もないので、映画に関しては構わない。山に行かないうちに新緑が終わってしまうのは、チト寂しい。
 物心ついてから七十回近くの春を迎えた訳だが、令和二年だけは春のない年になってしまった。これは皆さん御同様なので仕方がないですなあ。
 武漢肺炎終息間近の様子だが、警戒解除になったと言っても全てが元通りにはならないだろう。飲食店は再開してね、となっても席の間隔は空けるのが条件だろう、きっと。広い店は良い。問題無くできるだろうから。それでも席数は減るのだから、依然の様な収入は見込めないだろう。それ以前に客が戻って来るかが心配だ。
 では狭い店は? あたしのお馴染みの箱根蕎麦町田北口店は、思いっ切り詰めても九人しか入れない。普通に入れたら八人なのだ。間を空けたら四人が定員って事になる。四人の為に店を開いてくれるのけえ?
 それより怖いのは、この際だからこんな小さな店は止めちまおう、と小田急が思う事だ。ちょっと待ってくんろよ、おらあ便利に利用してるでよお!
 箱根蕎麦を例に出したが、似た様な状況に追い込まれている店は、多分相当数あると考えられる。飲食店に限らない。小売業でも製造業でも旅館でもだ。小振りの自営業全般に言える事だ。
 町は元の様に人が出て来ました、でも幾つものシャッターは閉まった侭です。これが最悪のお話だ。そうなりかねないのが現実だ。物価指数も下がった。デフレに逆戻りになる可能性が高い。
 何とか個人事業や零細企業を、バンバン国債を発行してでも助けてやって下さい。

2020年5月19日火曜日

休題 その三百八



 数年前に「戦争法」と一部マスコミと野党が名付けた安保法制の賛否を問うアンケートが、ヤフートップ画面で行われた。覗いて驚いた、90数%が反対だったのだ。
 TELアンケートではなくネットである。投稿者数ははっきりとは覚えてないが、十万人は越えていただろう。異常だ、組織で動いたとしか思えない。賛成に一票投じて、たまにコメントを書き込み乍ら推移を見守った。
 案の定ジリジリと賛成票が増え続け、アンケート終了時には賛成が60%を超えて終わった。ネットアンケートは一回しか投票できないから、組織票で一気に投票した諸君はもう投稿できない訳だ。サブアカウントを造れば投票可能だが、そこまでは面倒でやらなかったと言う事だろう。
 同じ事が検察庁法改正で行われた。今回はツイッターなので同じアカウントで何度もリツイートできる。で、あっと言う間に六百六十万の反対表明が行われた。あたしはツイッターはやらないが、これは凄い数だろう。大喜びしたメディアが飛び付いて、大きな話題にした。結果、内閣支持率暴落、法案提出見送りとなった。メディアと野党の大勝利だ。
 現実は投稿アカウントは六十万程、2%のアカウントで半数(三百三十万)の投稿を行って居て、スパムと認定され削除されまくってしまった。詰まりインチキな数字だった訳なのだ。しかしメディアはそれは報じないので、反対六百六十万のみが印象に残ったのだ。メディアは腐ってると言っても責められる謂れはない。
 タレントや漫画家、普段政治的発言をしない著名人が多く参加した事も話題を呼んだ。テレビ局や出版社からの働きかけがあったのか、と邪推してしまう。きっと邪推ではなくてそうなんだろうね。
 誰の言葉か忘れたが、これは憲法改正の発議がなされた時の予行演習だろう、と。頷ける。いざ憲法改正国民投票となると、さぞや激しいリアクションが巻き起こるのでしょう。戦争覚悟ってこってす。