2020年5月23日土曜日

休題 その三百九



 三月後半に高取山に登って以来、山とはすっかり御無沙汰である。映画とも旅行とも飲み会とも御無沙汰になった。尤も最近は観たい映画もないので、映画に関しては構わない。山に行かないうちに新緑が終わってしまうのは、チト寂しい。
 物心ついてから七十回近くの春を迎えた訳だが、令和二年だけは春のない年になってしまった。これは皆さん御同様なので仕方がないですなあ。
 武漢肺炎終息間近の様子だが、警戒解除になったと言っても全てが元通りにはならないだろう。飲食店は再開してね、となっても席の間隔は空けるのが条件だろう、きっと。広い店は良い。問題無くできるだろうから。それでも席数は減るのだから、依然の様な収入は見込めないだろう。それ以前に客が戻って来るかが心配だ。
 では狭い店は? あたしのお馴染みの箱根蕎麦町田北口店は、思いっ切り詰めても九人しか入れない。普通に入れたら八人なのだ。間を空けたら四人が定員って事になる。四人の為に店を開いてくれるのけえ?
 それより怖いのは、この際だからこんな小さな店は止めちまおう、と小田急が思う事だ。ちょっと待ってくんろよ、おらあ便利に利用してるでよお!
 箱根蕎麦を例に出したが、似た様な状況に追い込まれている店は、多分相当数あると考えられる。飲食店に限らない。小売業でも製造業でも旅館でもだ。小振りの自営業全般に言える事だ。
 町は元の様に人が出て来ました、でも幾つものシャッターは閉まった侭です。これが最悪のお話だ。そうなりかねないのが現実だ。物価指数も下がった。デフレに逆戻りになる可能性が高い。
 何とか個人事業や零細企業を、バンバン国債を発行してでも助けてやって下さい。

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