2020年5月6日水曜日

閑話番外 その百十二



 本日で連休も終わる。と言っても武漢肺炎騒動で、殆どの皆さんは自宅にいたのだろう。春山はお流れだったが、二年前に登った巻機山へ再度登る予定だった。
 二年前は雪の少ない山だったので、今年は四月に行こうとしていたのだが、非常事態宣言発令の為中止にした。一人で行こうと考えたが、天候不順で諦めたとは既述だ。
 二年前の記録を読み返すと非常に雪が少ない。主稜線も雪が消えている有様なんだから。それでも丹後山を経て越後駒へ向かう単独青年と、朝日岳を目指す若いカップルがいた。さぞや藪に悩まされた事だろう。でも森林限界を超えているので、大した事はなかろうて。
 写真を見ても雪山ではない。モロに残雪期の山だ。六月の写真けえ、と言いたくなる程なのだ。来年リベンジになるだろうが、絶対に四月に行くべきですな。
 山の報告にも書いたが、春の巻機山に登る諸君の約半分は日帰りである。あたしとYは越後湯沢駅に一泊し、尚且つ山中で二泊するのだ。途轍もないグータラ親父なのだ。若い諸君はさぞかし軽蔑の目で見て居る事だろう。
 それで良いのだ。頂上をアタックしてテントに戻ると未だ昼前。撤収して下山も可能だが、そんなバカはしない。雪の山でもう一泊のんびりとする。これぞ初老のパーティの見本、お手本とすべきですぞ、えっへん。
 有体に言えば二年前に下山した時、Yはメロメロになってバス停に着いた。余分に一泊してのんびりしたってそれだ。一気に撤収して下山なんて、どんな惨劇になるか容易に分かるってもんだ。
 来年は四月に、雪のたっぷり有る巻機山に登ろう。丁度良い位置にあるので、谷川岳から越後駒や平ヶ岳迄一望である。それが真っ白だろう。凄い!
 先ず武漢肺炎が収まらなければ始まらない。その日を楽しみに致します。

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