2014年5月31日土曜日

ハイクへのお誘い その四十一




 写真は、稜線から見た鐘ヶ岳です。
 何故此のルートを、丹沢マニアの私がトレースしなかったのだろう。多分、飯山温泉の裏山さ、と思って居たのだろう。鳶尾山でも渋沢丘陵でも喜んで行って居たのに、謎だ??
 いずれにせよ、此の企画を立てたのは大成功だ! えーと、あくまであたしにとってなんで、スマソ。。。。、(2チャンネルかよ!)
 途中面白い看板が有った。





 色々注意しなければならない様だ。ピンボケの訳は、後日。
 階段が現れ、結構登らされると物見峠だ。峠って普通は鞍部じゃないの?確かに見晴らしは良い。でも、絶対峠では無い。物見峠と言うピークだ。
 其処から下って登り返せば、貉坂峠(むじなざかとうげ、変わった名前)だ。詰まり、ピークを峠と称する山域なのだ。変だけど仕方無い。そうなんだからさ。
 其処から白山へは、一息で着く。割と急な階段は登らされるけど。順礼峠から白山へは、地図上で一時間二十分だ。
 頂上には小さな展望台が有る。低山乍ら、見晴らしは上々だ。トレイルランのコースになって居るらしく、其の標識も有る。
 此処でゆっくりと昼飯が順当だろう。目の下に里が見えて居る。慌てる事なんざ、何も無い。大山や平野の景色をお楽しみ下さい。


 此処迄で出会ったのは、順礼峠で男性に一人、尾根筋で中年女性の二人連れ、以上三人のみで有る。弘法山の人数の二十分の一、否、三十分の一かな。
 良いコースなのに人が少ない。静かで宜しい。当然、山頂も私の独り占めなのだ。テルモスのコーヒーを飲んで、のんびりさせて貰いました。
 此の日が、たまたま人が少なかったのかも知れない。桜も新緑も終わった、エアスポットに嵌った可能性も有る。(続)

2014年5月28日水曜日

ハイクへのお誘い その四十




 初心者歓迎のコースです。春に鐘ヶ岳へ登ると、背後に有る新緑の丘陵地帯が気になって居たのだが、其れが白山(283,9)を中心とするコースなのだ。
 丹沢の低山の一つだが、登山道が有って行って居ない唯一の山だ。其処をご案内しようと言う訳です。
 本厚木で降りて、改札を出たら左に、表に出たら右に行く。程無く、バスセンター通路の階段が有るので下り、地下道を行くとバスセンターに着く。地下では無い。上がるのだ。
 駅からは五分位だろう。乗り場は9番、七沢行きのバスだ。あたしは三十分程待つので、戻ってコーヒーを飲んで来た。
 下車は七沢病院前だ。道を渡ってバスの進行方向に向かうと、左にセブンイレブンが見えて来る。すると右に看板が有り、順礼峠への矢印が有るので、右折する。
 すると直ぐに道標が有って、又右折する。直ぐに突き当たるが、此処は左に行くと、直ぐに右折させられる。道標完備なので大丈夫だ。此処も直ぐに右に入らされる。
 ゴチャゴチャしてるのは此処迄。後は緩い階段を登って行く。一寸と開けた所が順礼峠だ。バス停から三十分程で着くだろう。
此処は七沢公園になって居て、彼方此方に道が分かれる。我々は道標に従い、左へ戻るようにして登って行くのだ。確か、物見峠・白山方面と有った筈だ。

 
 今迄は道標を寫したが、もう止めた。必要を感じれば別だが、現地で道標を見れば済む事だ。第一道標の写真なんざ、面白くもクソ(失礼!)も無い。
 順礼峠からの登りはそうは続かず、樹間の心地良い尾根道となる。新緑のあの鮮やかさは流石に消えた(五月二十二日)が、それでも多少は残り香は有る。秋にも来たい山だ。
 アップダウンが思いの外有る。弘法山クラスと思って居たが、違った。低山だけれど山くさい。新緑の見事さに見惚れたのは無理も無い。殆ど植林が無いのが素晴らしい。



 白山も見える。三週間前なら、あの何とも言えない柔らかい緑の山だったのだ。あのドジった時、此処に来て居るべきだった。そうすりゃあ、カメラも落とさずに済んだのだ。
 あ、分からない話ですね。閑話番外七十七に有ります。(続)

2014年5月25日日曜日

閑話 その百二十七




 鳥取の大山(だいせん)でも悪天候で立ち往生して居た四人のパーティが、こちらは目出度く無事に救出された。携帯電話の威力は侮り難い。昔だったら、どうなっただろう。
 飯豊山でも一人死亡。荒船山でも、一人亡くなった。両方とも滑落で有る。どうやら広範囲の遭難の様相だ。
 丹沢の大山でも一人亡くなった。落ちた孫を助けようとした、六十代の祖父で有る。あたしも此の間通った巻き道だ。大勢人の行き交う所だ。何処で事故が起こるか、分からないもので有る。
亡くなったお爺さんは気の毒だが、お孫さんが骨折で済んで命に別状無かったのは、不幸中の幸いと言うべきだろう。
 雲取山では三人が行方不明になった。別々の単独行者だ。視界が利かなかったのだろう。でも、登れば間違い無くピークなのだから、其処から方向を取れるだろうに。
 もう三人共駄目だろうと思って居たら、前述の通り六十四歳の男性が生還した。一之瀬の林道で発見されたとの事。
 三条ノ湯から飛龍を経て雲取へ向かった筈だが、方向違いの所で見つかった。何で? 詮索は置いとこう。
 八日間、レーズンとナッツしか無かったのに、未だ寒いで有ろうに、良くぞ生き抜いたものだ。遭難の形態は多少お粗末にしても(失礼!)、生還は見事、の一言だ。立派だ。
 沢の水を飲み、山菜を採って飢えを凌いだそうだ。生の山菜、食べにくかっただろう。あたしは、八日もつ自信は無い。
 多分、残りの二人は駄目だろう。迷いようも無いと思われるのだが、何か有ったのだろう。雲取山が故に、装備もハイキングに毛の生えた様なもんだろう。ツェルトなんざ有るまい。
 何時も乍ら、悲しい連休の話でした。

2014年5月23日金曜日

人気投票結果発表 その二




 併し、其の人数は大山と同等だろうと思う(根拠なんざ全く無い、私の観察です)。大山山頂に限定しなければ、大山の方が人が多いのは間違い無い。何せ、小田急が宣伝に努めて居るケーブルカーが有るのだ。
 観光客が、押し寄せる。ケーブルカーへの道に土産物店が並んで居るのも、商売になるからだ。でも、頂上を目指す人はぐっと減る。其れでもですよ、頂上は人だらけだもんね。
 塔と大山は、甲乙付け難しとなる。人数に拘るならば、外の山々は此の時点で、皆選外へ去る訳だ。素晴らしい山々よ、さようなら。基準が有るので、仕方無いのだ。
 となると、人が入り易い事が大切だ。高尾山が好例だろう。季節を問わず人が一杯で有る。東京から近くて、歩かずに登れる。景色も良いし自然も豊富だ。秋なら、夜景を楽しんでから悠々と帰京出来る訳だ。
 関東甲信越で一番人気の山は、文句なく高尾山で有ろう。其の乗りで、丹沢では?ってこってす。
 南山を訪れる人は、多くは無い。大野山と高松山は?とてもじゃ無いが大山には及ばない。シダンゴ山も、同じく駄目だ。鉄砲木の頭は、山中湖からは軽く登れるが、そもそも山中湖へ行くのが遠い。大体からして、鉄砲木の頭自体が丹沢ではマイナーな扱いだ。
 思い浮かぶ山は、そう、弘法山から鶴巻温泉コース。年がら年中、人が行き来して居る。桜の名所だから、シーズンには足の踏み場も無い事だろう。従って、トイレが何か所にも設置されて居るのだ。
 行き交う人々は、ハイカーや散歩の人やスポーツクラブの訓練やバードウオッチングや山菜採りや、其れこそ色とりどり、間違い無く一番人気で有ると思われる。此のコースはハイクへのお誘いでも紹介しました。
 以上、発表を終わります。え、もう終わりなのけえ? そう、結論が出たのでさっぱりと終わりです。