2023年7月9日日曜日

休題 その四百八十二

 

 ウクライナの戦況は膠着状態の様に見える。反攻が始まると言われていて、現に反攻は始まったのだが、思ってた様な前進は見られない。ロシアは伝統的に守りが得意なので、新しい兵器を持ってるからと言って突破できるものではないのだろう。

 航空優勢は双方共確保できないので、丸で第一次大戦の様な戦い方になっている。とは言いつつも戦いは変わった。第一次大戦時にはドローンなぞはなかった。ドローンで敵軍の配置を特定し、精密砲撃で潰す。

 そのドローンだが、知り合いのドローン持ちに聞くと、シナ製は日本製と比べて値段は半分で機能は倍だそうだ。アッチャー、四倍の開きがあるじゃんかさあ!

 無理もないのかも知れない。アメリカやシナと違って日本は狭くて人口密集地域が多い。ドローンが飛び回って墜落すると、事故になる確率が高いので規制も強くなる。そうは大量に売れないなら、企業も手を出さないのは道理である。為に、ドローン技術で後れを取った訳だ。今からでも軍用ドローンの開発は全力でやったら如何だろう。

 ウクライナの戦いでパトリオットが威力を発揮している。湾岸戦争の頃は迎撃率が低かったが、技術は進んでいるんですなあ。迎撃兵器は自衛用なのだから、日本製の03式をウクライナに供与したらどうか。実戦での威力も試せるし、好成績なら他国に売り込みもできるでしょうが。

 日本製武器は自衛隊でしか使わないので高価になっちまうだよ。他所にも売って、大量生産で易くしなくちゃ企業もやってられないって。小松製作所も武器開発から降りちゃったでしょうが。ボランティアではやってられないって事だ。

 ウクライナからずれた。ウクライナが徐々に前進しているのは間違いない。攻撃側は損害が大きくなる。ゆっくりで良いから損害が小さくあれと祈るばかりです。

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