2023年9月23日土曜日

休題 その四百九十一

 


 前々章で安芸高田市の石丸市長を取り上げた。徹底的に議会とメディア(主に中国新聞)と戦って来た。中国新聞とのやり取りは、半端な終わらせ方はしないと言う市長の決意が顕れているものだ。

 全国的に注目されるきっかけは議員定数半減の提案をしてからだが、ユーチューブで一気に百二十万再生を叩き出したのは今年七月の定例記者会見だ。

 それ迄も中国新聞の担当胡子(えびす)記者と揉めていた。揉めていたとは不正確で、市長が胡子記者の認識を問い詰め、胡子記者が碌に答えられず逆切れするパターンなのだ。

 依って七月の記者会見には上司のタケカワ次長も出て来た。名を片仮名で書いたのは漢字の書き方が不明の為で他意はない。記事の内容確認の為に市長が胡子記者に質問するが、次長が記事の背景を説明する必要はない、とつっぱねる。記事が総てだと言い、書かれていない事には答えない、と。

 メディア人の思考が明確に表れている。自分は正義であって、糾弾されるべき存在ではないのだと。市長は、立場を変えて考えましょう、今私が今取材していますが次長は答えません、それは逃げたと判断されますよね。次長はそうは思いません、と堂々とダブスタで答える。自分は良いが相手はダメってか?

 市長は理詰めで攻める。メディアは権力者なのを認めさせ、表現には気を付ける様に言うと、次長は言われっ放しの悔しさで、お互いに、と余計な事を言う。そしてお互いではない、と散々理詰めでやっつけられる。

 この日の市長は執拗であった。大元は次長が答える必要はありません、を連発した事にある、とあたしは見ている。メディアに物を問うたらいかんのけえ? きっと、いかんのじゃと答えるのだろう。儂はメディア様じゃ、えっへん、と言う気持ちでいるのだろうなあと分かる。

 あたしの駄文より安芸高田市定例記者会見の七月を見て下さい。ユーチューブで簡単に検索できます。二時間かかるんですけどねw

 

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