2010年3月2日火曜日

低いけど辛い山 その二

FH000078

 

 矢張り皆さん檜洞丸を目指すのだが、焼山への主脈ルートも良いもんですよ。とは言っても、目前に有る檜洞丸を放って下る気は起きっこないだろう、特に、はるばる遠くから来た人達なんじゃなあ、と気持ちは凄く分かります。
 檜洞丸から大室山を目指す人は、そう多くは無い、と思う。営業小屋が無く避難小屋になるので、装備が増すからだろう(多分)。
 しかし此のルートも、犬越路を挟んだ大室山が素晴らしく、縦走だなあと思えます。前述の通り、熊笹ノ峰、大こうげ、小こうげとピークを越えて行くのだが、鎖も掛かって居て危ない思いはしないで済む。
 中川温泉の章で、車のキーを失くしたドジ話をしたが、其の時は犬越路避難小屋に泊まって、翌朝雪道を、快晴の檜洞丸へピストンしたのだ。軽アイゼンも無いご一行様なので、下りの滑る事、危ない事、半分滑り落ちる様な、転げ落ちる様な按配で下ったが、若いから出来たので、今なら捻挫か骨折だろう。
 鎖も整備されて居ない時代の事、下手すると本格的に滑落、お葬式なのだ。思えばアブネエアブネエです。
 以上の両コース以外は、丹沢で大きな山を越える感覚は、残念乍ら無い、と言わざるを得ない。快適な稜線歩きなら勿論、有る。うんと有る。枚挙に暇無いので、一々触れません。え、例を上げよって?何処もです!
 丹沢三大急登と言えば何処だろう。色々と意見が分かれる処だと思う。一々聞き歩く訳にも行かないので、文字通り独断と偏見で決めてしまおう。勿論、山ほど異議が有るのは承知なので、勝手言ってらあ、と許して下されば有り難いのです(ペコリ)。
 熊木沢から蛭ヶ岳。箒沢公園から石棚山。本間橋から本間ノ頭。どうです、え、一斉にブーイング!ブログ炎上!!
 てな事は無い(キッパリ)。来て居る人が殆ど居ない強みだ。えっへん。……矢張り悲しいものが有る。
 三コース共標高差は600m凸凹。日本三大急登とは比べようも無いが、丹沢では結構な急登だ。下るのも厄介だ。ある程度良い処を突いて居るでしょう。ま、遊びの話だから、そうしておきましょうよ(駄目?)。
 SやKが丹沢を嫌う(嫌って無いけど)としたら私の所為で、藪山に引っ張り込んだからなのだが、マトモなルートを行けば、彼等も良い所だと、喜んでくれる。
 S夫婦に到っては、未だに合戦尾根を登って其の侭常念小屋迄行くのだから、立派の一言だ。本当に私の同期生なのだろうか。或いはS夫婦は、何処か変なのだろうか?本当に同期生なのだから、何処か変なのだろう。
 其の化け物(失礼)Sでさえ、丹沢を辛がる事が有る。うーむ、矢張りちゃんとした人間なのだなあ。
 (低いけど辛い山 その三へ続く)

3 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...
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DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

夜明けの写真ですか。
山ひだの重なりが、明暗で微妙に映し出されていて、芸術品ですね。 大きくして部屋に飾っておきたいです。
丹沢は、本当に山歩きが好きな人の山なのですね。 深い山なので、登っても登ってもまた下っても、(600Mのアップダウン!!!)目標が見えてこなくて、道もあまり整備されてなくて、本当によく知っている人とでないと、怖くて入山できそうにありません。地上でもよく遭難しますから、、、。

kenzaburou さんのコメント...

はい、夜明けです。
芸術品なんてもんじゃ有りません(汗)。

地上で遭難される方でも、メインルートなら大丈夫ですよ♪