2009年12月26日土曜日

柄でも無い事 その八

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 本文の「一期一会の無言の会話」の補足です。なに、あたしの登山スタイルについて書こうと思って。嫌?全く当然です!
 親父のズボンからニッカをでっち上げ、上着を貰い、と書いて有るのだが、親父は並外れた洒落者だったので、其のズボンも上着も半端な物では無かったのだ。バーバリーの上着(済みません、他のブランドも山程有ったんだが、あたしゃバーバリーしか知らない)だったと思う。
 従って、銀座虎屋(御存知ですよね?)のハンチングもガキの手に入るのだ。似合う似合わないは別にして。
 ふっふっふ、今テーマをゲロっちまったぜ。キチガイ水の成せる業、正気に戻って修正なんかしないで、勢いで行け健三郎!
 あたしゃあ親父(含むお袋)の子かと疑う程、洒落気が無いのは知ってる人は知って居るので、例えば腰にタオルを下げて電車で通勤して居るが、IT君に言わせれば「現場(げんじょう)作業員其の物だぞ」となるのだが、其の通りなので何の問題も無い。
 山は里とは違う。
 今の話にしよう。貴方があたしと山に行くので駅で落ち合うとしよう。地下足袋の作業服姿のあたしが現れる。ゲー!っと思う、普通は。現に皆さんそう言うし。
 でも違うんだよねー。山に入った瞬間あたしが良い男に見えるそうなのだ。不思議だ。昔の写真を見ても、山では自分が良い男に見える。家族でさえそう言うのだ。へっへっへ、書いて居て照れます。
 駄目だ、酔っては居ても此処迄図々しく恥知らず、謙譲の美徳なんざ薬にしたくとも無くなっちゃあ、人間はお終いだ!でも、当初の決心通り、修正はしないぞ(汗)(躊躇い)(再度決心)(汗)……。
 スタイルはホームレス派と自認して居るあたしは、もうヒッチャカメッチャカ、一度薄ベージュの作業ズボンで沢を登ったら、見事にズボンが泥塗れなのが一目瞭然、それで小田急に乗ったら段々混んで来るのだが、あたしの横は空いた侭。無理からぬ事で有る。
 若い頃に変な洒落っ気で変なスタイルで得々として居た事を書いたが、本当にそうで、ナーゲルの他にキャラバンシューズを愛用し、ボロボロになって裂けても履き続け、スリッパを引っ掛けるも同然の山登り。かと思うと霜柱の立つ大山へ素足の下駄で登り、寒さに震えるハイカー達を尻目に下って見せる。結構危ない奴だ。
 でも、相当来て居るのは自覚して居るので、ご安心下さい。自覚が有るうちは大丈夫です(多分)。
 当時は体力に自信が有ったので、何とか様になったが、自信を失った今じゃあ、真似も出来ないし様にもなりません(涙)。駄目だ駄目だ、お洒落の話は柄でも無い!!

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

霜柱立つ大山に下駄でカランコロン登って降りてくる、、、かっこいいですねー!日本男児ここにあり!でも危ないですよー。もうしないでください。

kenzaburou さんのコメント...

もう出来ません……。