2009年4月26日日曜日

デートコースは雲の上 その二

FH010013

 

 Kにも弱点が有る。フッフッフッフッ……。口説き文句が、「おう、山に行こう」
 聞いた訳ではないので想像だが、そうらしい。片っ端から逃げられたでしょう。当たり前だ、何考えてんだ!
 へい、彼女、一緒に山に登ろうぜ、って言われて、良いわ、登りましょう、とか言うか、普通。だからKは幸せです。Kがサーファーだったら、我々男友達が唖然としていても、女の子がキャッキャと腕にぶら下がっている、のかなあ……???
 何でKの話になった?デートコースからだ。
 貴方が若ければ、意中の人を鍋割山稜へ誘うのは、止めた方が良いと思います。意中の人が山好きならば、勿論大賛成!小田急電鉄もうまい事を言う。“雲上のプロムナード”(小田急じゃなかったかな)。
 短いけど、味わいある山稜だ。ブナ林帯の気持ちの良い稜線で、其の上キツくないし。頂上からの展望は、塔とは少し違って、別のものだ。小屋は週末しか開いていない筈なので、気をつけて。
 鍋割から先は荒れていた。今はどうでしょうか?鍋割峠まではいいけど、雨山峠への道(カヤノキダナ山稜)は、花崗岩のザレザレで、鎖は設置されているが、基柱が抜けていたりして、ひどかったが、今度見て来ます。でも変に面白い一角では有る。丹沢は多様です。(見てきました。平成二十年現在では大丈夫、ちゃんとした道だった)
 鍋割から南に下る尾根も楽しい。後沢乗越へはご存知のコース。栗の木洞から中山峠へ今は道の記載がある。昔も道は有ったんだけど、地図には載っていなかった。
 栗の木洞から南西の尾根を下ったり(カヤトの尾根です)、後沢を登ろうとして、伐採した夥しい枝に阻まれて尾根に逃げたり、一ノ沢を登ったり、結構遊んだ。今は彼方此方にルートが記載されてるんでしょうね。
 実は最近の地図がない。地図なしでこれを書いている。ひどい、手抜き野郎、と言われるのも当然だと思う。
 私の売りは安物を使い切る事なのだ、えっへん!何を分かんない事を言ってるんだ?ふん、良い品物を持って、大切に長く使う(使える)のは当然だ。私は安物を長く使う名人だ。だから地図も古くて良いのだ。
 あ、取り消しです、実はそれが飛んでもない間違いなのだ!山は変わらないが、里が変わり、林道が変わる。だから里道で迷って苦労するのだ!はい、その通りでつ。よし、見てろよ、地図を買うぞ!(本当は力む処では無い)
 今私の使っているコッヘルは、二十年以上前に買った。最初に持って行ったのは、春の表銀座縦走のつもりが、思わぬ降雪の為諦めて、常念乗越から燕へ行き、そこで天幕を張ろうとしたが、先へ進めないパーティが全員集合状態で全く場所がなく、平らなとこの端っこに、やっと遠慮っぽく張れた、その山行の時だ。 (デートコースは雲の上 その三へ続く)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

フーコです!
ブログ拝見しました。山登りは大の苦手の私ですが、カキコミだけは時々おじゃましますのでよろしく♪

kenzaburou さんのコメント...

山が苦手のフーコさん、カキコ大歓迎です、辛口にビシビシやって下さい!

誰かが論争でも吹きかけて来なくっちゃ、面白く無いもんですよ。