2009年4月12日日曜日

酒は飲め飲め、山で飲め その四

 

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 何と珍しい、山菜ラーメン(?)があるのだ、滅法珍しい。そのくせ山菜蕎麦はメニューにない。一度山菜蕎麦を頼んで造って貰った。これはいけた。山菜ラーメンも食べた事があるが、矢張り蕎麦の方が山菜とは合う、と思えるのだが、O屋なりのオリジナルにこだわりが有るのでしょう。
 O屋で飲みながら見ていると、停車しているバスを見つけると、皆さん半狂乱に走り、乗ろうとする。家では誰がお待ちになっているんでしょうかね?
 一本遅らせ、一杯やって行きしょうよ。バスはどんどん出るんだから。ビールやチューハイを飲み干すと、本当に生き返りますぞ。D山荘も有りますから、お好みの店でどうぞ。
 正月の遠見尾根で幕営した時の事。丹沢から一寸と離れますが、飲兵衛の章なのでご容赦下さい。これからは、丹沢から離れ放題になっても、ご容赦。
 冷え込みました。うー、寒い……。一人で震えている時、友は酒です。アルミカップで湯を沸かし、どぼどぼとウィスキーを注いで飲む。唇が熱くて、あち、あち、と飲む。一服つけているうちにぬるくなる。と、見る見る冷たくなり、カップの中に、キラリと氷の粒が、幾つもできたのには驚いた。寒くて酔ってる間もない。ロシア人がウォッカをがぶ飲みするのも、無理からぬ事だと、しみじみ思います。
 正月の三伏峠で幕営した時、パックの日本酒に燗をつけるのに、アルミカップでじかにバーナーにかけた。温まって来たと思ったら、カップから青白い炎が立った。アルコールに引火したのだ。綺麗でした。この時も、あちあちから、冷てーに、あっという間になった。
 でも、冬山の日本酒は王者である。美味しいのです。もっとも里で飲んでも美味いのです。私は怖くて日本酒は飲まない。(たまには飲むけど)悪酔いするから?違う!
 昔は日本酒は悪酔いするという迷信を信じていた。日本酒は美味しいので量を過ごす、しかも極自然に。だからヘベレケになっちまうと、やっと分かりました。何年かかったのだろうか?
 最近は欧米で日本酒が売れる様になって来たそうだ。あらゆる料理に合うと認められたらしい。酒の味を円グラフで表すと、ワインは酸味が突出し、ウイスキーはどうたらとかなるって、全部いびつなのだが、日本酒は殆ど綺麗な円に近い線を描く。詰まり究極の酒と言っても過言では無い。
 私にも覚えが有る。ぐい飲みでワインを飲んだのだが、すっごーく不味く感じた。決して其のワインが不味かった訳では無い(安物なんだけど)。
 面白いもので、ぐい飲みを口に運ぶ時は日本酒を無意識に想定していて、不味いと感じたのはワインは日本酒より不味いという事?勿論、私の感覚なのだが、当たらずと言えども遠からず、でしょう?(ワイン好きの方、御免なさい)
(酒は飲め飲め、山で飲めその五へ続く)

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