2009年6月13日土曜日

休題 その十七

店 026

 

 最近、更年期が男にも有ると認知されたのは目出度い。男の場合は酷くなると自殺するので困る。女は強い、滅法強い、更年期で自殺なんて、有るだろうけど少ないのでは?
 調べれば良いんだろうけど、あたしゃ何度も書いて居る通り面倒な事はしたく無いので、当然調べない、えっへん。もしマメでマトモな奴ならこんなブログは書いて居ない(書く暇も無い)。良いんだか悪いんだかね。
 元々人類は女性が原型なのはご存知の通りで、男と成る遺伝子が送り込まれて来て初めて、ほい来た男に改造するべえさ、と女性を男にガンガン突貫工事でデッチ上げる(本当の事です)。
 ついでに書いとけば(知ってる事ばかりでスマソ、へへへ、2チャンネル用語です)、人類の母は唯一人の女性に決まって、ま、聖書のイヴです。遥か太古のアフリカの女性なのだが残念乍ら姓名不詳(当たり前だ!)、DNA鑑定で解明済みなのだ。
 ドグマと言う映画が前に有ったが、欧米諸国では軒並み上映禁止、キリスト教国では許せない作品なんだろう。マット・デイモンが良く出演したな、と感心した。其の映画に登場するゴッドは黒人の女性だった。正しいじゃんかさあ。
 えーと、更年期ならぬ更季期の話。更季期?あたしの造語なんで探しても辞書には無い。
 十代末から二十台初め迄は、春が来ると激しい焦燥感に襲われ、何か始めなくちゃと、身悶えする様な感覚に責め立てられた。其れをあたしゃあ「盛りが付いた」と呼んで居た。春を迎える更季期だったのだ。
 三十代末から四十代半ばの頃は、秋が深まると猛烈に足が臭くなった。家に一歩入ると家人は一斉に「臭い!」と叫んだ。犬を飼って居たとしたら、其の犬は気絶しただろう。一ヶ月弱で臭いは消えるのが常だった。冬を迎える更季期だったのだ。
 更年期らしきものは、眠れなくなった事だろうか。夜中に目覚めると二、三時間は起きて居て、起きなければならない時間の一寸と前に入眠するので、起きる時の辛さは格別で有る。結果、より早く寝て其の恐怖を避ける様になった。
 あとは酒をガブガブ飲む様になった事だろうか。此れは違いました、単なる遺伝性酒飲みです。或いは単なる酒好き男でした。
 春に昂ぶる気持ち、秋に臭くなる足、遠い出来事となって仕舞ってもう無いです、更季期なんて瑞々しいものは。すっかり枯れちまったもんだなあ。

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