2009年6月10日水曜日

山のお汁粉パーティ その二

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 で、その寄から尺里峠(ひさり)への林道を登って峠に着いた。そんなの何が面白いのかって?歩いた事がない道だったから歩いたんだよ!
 峠から高松山へは向かわず、逆に第六天へ登った。そこからは尾根を外さないように、松田山を歩いたのだ。たまに路が尾根を外れると、ボサを分けて尾根を行く。気持ちの良い尾根歩きだったのだが、ボサを分けて見ると、突然ゴルフ場に飛び出した。え、聞いてねえよ!
 何時、誰に断って松田山をゴルフ場にしたってえんだ。俺の山を返せ!ま、私の山ではないので法律上の権利は無い、ブツブツ言いながら、ゴルフ場の車道を歩いて、大回りをして新松田に戻りました。その時も古い地図だったもので……。
 鐘ヶ嶽は大山東北に有る560m程の山だが、いかにも歴史が有ると思わされる。古い階段、道標、仏像、見事ですよ。何度も登ったが、楽しい山だ。
 夏の暑い日、次女を連れて登った。前にも書いたが次女は虫に無闇と弱い。不幸であった。特に暑い夏で、虫が異常発生していたのだ。はははははは、気の毒に。歩いていると始終虫がぶつかって来る。カナブンとか蝉とかアブとか、何でも有り。次女はキャーキャー叫ぶが、どうしようも無い。叱ったり、おだてたり、脅したりして歩かせた。「歩かないと、もっと虫が出るぞ」とかだった筈だ。次女にはさぞかし悪夢同然だったであろう。
 鐘ヶ嶽を下って山神隧道上に出、そこから登り始めたら虫が減った。めでたい。ルートの記載はないが、路ではある。一寸と急で、根っ子に縋って登る。
 尾根に登ると、見晴台と札が有る。私は、見晴らせない台と、呼んでいる。
 そこから右へ登ると大山へ続く尾根。私達は左へ下った。整備はされていないが、歩ける路だ。しばらくで東屋(あずまや)が有り、ひょうたん広場と札が有る。私は、ひょうたん狭場、と呼んでいる。そこから一下りで弁天の森キャンプ場だ。結局次女は半べそで、虫の山を歩いた訳だ。
 この周りが、S、Kが引き回されて辟易した山域なのだ。そして、七沢温泉が最終目的地となる。広い露天風呂が迎えてくれるのだ。そして、風呂上りの一杯、フッフッフ。しまった、章が変わったのだった。
 弘法山は鶴巻温泉から登る。山菜も取れるし、桜は見事だし、紅葉も楽しめると、中々優れものなのだ。最後は秦野盆地へ下って行く。その途中の善波峠から大山南尾根が始まるのだ。
 その鶴巻温泉に、弘法の湯という公衆浴場ができた。S、Kと山帰りに寄ったが、良い湯である。私的には、全面禁煙というのが、今一つなのだ。公衆浴場は結構多い。中川温泉のブナの湯、道志村の道志の湯、山中湖の石割の湯、等々。
 石割の湯を除いて、禁煙か禁酒か、或いは両方ともというのは、お役所の業なのだろうか。いや、私が滅び行く人種なのだろう。滅び行く人種はトキの雛のように大切にしてやりましょうよ。(え、駄目?) (山のお汁粉パーティ その三へ続く)

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