2013年5月2日木曜日

休題 その百九




 衆議院の一票の格差に違憲判決が下された。二高裁は選挙結果無効に迄踏み込んだ。此れは由々しき事態で、早急の定数是正は国会の急務だろう。何ちゅうても違憲はいけん!!
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 ま、相手にしないで下さい。
 あたしゃあ自慢じゃ無いけど、苦手な科目は山程有る。法律も其のうちの一つだ。従って此れから述べる事は、頗る付きのド素人の戯言(たわごと)と思って頂いて結構です。
 本来で考えたら、定数是正も必要だろうけど、憲法に難が有るのでは?
 一票の重みに差が有るべきでは無い、と言う憲法の趣旨も分かる。併しあたしは一票の重みに差が有っても構わない、と考える。否、積極的に、差が有って当然なのでは?と考えるのだ。
 馬鹿!と罵るのは簡単で、何時でも出来る。先ずは話を聞いてから、お好きにどうぞ。
 一票の価値が低くなるのは、勿論人口が集中する大都市だ。大都市の票が正しく評価されたら、国土の票は歪められるのでは?
 え、意味不明だって?そうねえ、もう一つ苦手な科目を言えば経済なんだから、説得力には欠けるだろうが、何とか説明しよう。
 あたしは、大勢が望む事が大切だとは思えない。大都市の住民が絶対的発言力を持ったら、誰が見捨てられた、地方に住むのだろう。
 あたしゃあ、国会議員は聖人君主だなんて、これっぽっちも思って無い。自分の選挙区の支持を、最高の目標とするだろう。詰まり、都会の意見が全てとなる訳だと、あたしは考えるのだ。多分(一部の例外は有っても)当たって居るのでは?
 都市住民の意志で国の生き方を正しく決められるのなら、其れでも良い。でも、そんなこたあ無いと思う。都市と地方はバランスを取って補い合うべきだ。人口が全てを決めるなら地方は滅びて都市が栄える。現にそうなりつつ有るのだけど。
 国を失うってえのは、そういう事だと、あたしは思って居る。国を失うってえのは、盗られるんじゃあ無く、勝手に亡びる事を指す。詰まり、外敵に滅ぼされるのでは無く、内から崩壊するのだ。
 えーと、一票の格差で有った。従って、有って然るべきと思うあたしは、一票の格差を憲法で認めるしか無い、と愚考する次第です。

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