2013年5月4日土曜日

山の報告です その三十九





 凄く間抜けな報告です。唯、運命的なもの(?)には逆らえないと言う話でも有ります。
 一昨年春、日白山に敗退した経緯は、「日白山手前の東谷山一」に書いた。そして今年は、「日白山手前の東谷山二」を書く事になっちまったのだ(涙)。
 四月二十六日二十二時頃、Yと共に越後湯沢の駅に降り立つ。長期予報が変わり、明日二十七日は悪天候だ。現にもう雨が降って居る。停滞の一手だが、まさか越後湯沢駅で停滞も出来ない。したらホームレスで有る。
 では、二居部落の上の鉄塔迄行って、其処で停帯としよう。思えば此れが第一の刷り込みだったのだ。
 翌二十七日、案に相違無く雨。バスを降りた時は雪だった。今年は夏道が確り出て居るので、二居峠迄は道で行ける。峠からは鉄塔整備用の道で、楽に目的地の鉄塔に着けた。降雪は続いて居るが未だ早い(八時過ぎ)、先へ進もうとした。
 藪に入って仕舞う。どうしても藪になる。何時もなら、直ぐに雪の回廊を登るのだが、其れが無い。一昨年は鉄塔の場所に這い登るにも、雪の回廊が壁になって居て苦労したのだ。変だ、おかしいと、疑惑に堕ちる。
 此処で、停滞と言う刷り込みが物を言う。結局鉄塔へ戻って、幕営と決める。十時だが構わない、何せ停滞なんだから。テント張りはYに任せ、あたしは偵察に出る。納得出来ないからだ。併し、右往左往しても藪ばかりで、雪の回廊は無い。仕方無くテントへ戻る。
Y「二人のパーティが登って行ったけど」
私「会わなかったなあ」
Y「完全装備で大きなザックだった」
私「そう、じゃあ此の藪で良い訳だ」
 で、停滞に入ったのが十一時、チューハイで乾杯後、コーヒー、ホワイトホース、昆布茶等を飲むは喰うは、ウトウトするはで、とっとと夕食を摂って、初日は寝て仕舞った。
 一晩中凄い風だが、こちらは麓の一寸と上なので何て事は無い。気になるのは登って行ったと言う二人連れだ。(続)

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

あー!やっぱり連休に山に行かれたんですね。日白岳 東谷山、、、今回もYさんと! Yさんの滑落がなかったし、雪のなかで宴会できて良い連休を過ごされましたね。まだまだ、雪なんですねー。

kenzaburou さんのコメント...

そうなんです。新雪が30Cm以上も積もっているんですよ。