2013年1月6日日曜日

我がロマンチック街道 その二





 白砂山からは東に高度を落としつつ、三坂峠に至る。「山の報告 白砂山二」に有る通りに、私とYは三坂峠から白砂山へ歩いた。下りで間違えてウロウロし、山中でもう一泊したと言う、あの間抜け騒ぎで有る。従って駅一泊山中四泊の旅になった。
 何泊したって良いのさ、天気が良くて食料・燃料そして酒が有ればさ、楽しい位だよーん、ヘヘンだぃ。自棄?そうなの。
 白砂山には何パーティも入って居た。流石に名山だ。東に向かうパーティは、三つしか擦れ違わなかった。全く物好きな諸君で有る(え、我々もだって?フン、そうさ)。
我々の様に東から来るパーティは、先ず無いだろう。登りが多くなって、不利な事夥しいからだ。それと標高が低くなって、万が一藪となっても(ま、ほぼなるんだけど)、下りなら楽で有る。登りの百倍は楽で有る!
 其のメッチャ不利な縦走の顛末(しかも、二年越しで!)を知りたい方は(居れば)、「山の報告 白砂山一・二」を参照願います。

☆第二区画
 三坂峠から三国峠が次の区画となった。三坂峠からは道が有る。谷川連峰を越えて、朝日岳のジャンクション迄道が有る。でも、三坂峠から三国峠は、積雪期は人が入らない様なので、道の有無が無関係なのは「山の報告 稲包山」の通りだ。山中二泊を要したのは、山の報告に有る通り。
 里近くの国境稜線中一番低い所で、必死のサバイバルをやって居るのはとても情無いけれど、仕方が無いのだ。事故は、標高が高いから起きるのでは無い。
 それと欲が有る。此れで私の上越国境線走破は完了だ、万歳!でも、三国峠に着かないで、枝尾根で国道に降りちまったら、恐ろしい事にルートに僅かな空白が残って仕舞う。
 そうなると、わざわざ僅かな空白を埋める為に、又越後湯沢に行って、三国峠へ登って、僅かな空白を埋めて、帰京するのだ。冗談じゃない!其の哀れな欲張りが、必死に峠に向かう気持ちを、分かって貰えるでしょうか?
 (我がロマンチック街道 その三へ続く)

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

写真がとっても素敵です。
駅1泊山中4泊、、、ロマンテイックといっても すごく厳しい山行ですね。
「地図の空白」なるほど、好きな山には すべてのルートを完走しないと気が済まないのですねー。

kenzaburou さんのコメント...

写真をお褒め頂き有り難うございます(一寸と汗)。

はい、折角日本地図に線を引くので、空白は有り得ないのです。
と、物好きは思うので、考えてみりゃあ馬鹿な話です。