2013年1月11日金曜日

我がロマンチック街道 その三





☆第三区画
 さて、上越国境線では三国峠が最低鞍部となるだろう。此処からは北へ向かい、三国山(1636,4m)を越えて平標(1983,7m)に至るのだ。此の間が私の三つ目の区間で有り、山中一泊だった。初めて通ったのは順番で言うと4番目になり、時は三十年近くも前の事になる。
 無雪期は人の行き交う稜線だ。中々人気の有るコースで有る。道も整備され、三国山へ続く階段は見事で有った。併し積雪期は此処も人が入らない(三坂峠よりはずっと人が入るけど)。
 大源太山(1764,1m)が途中に有る。無雪季なら何でも無い。積雪期は地形が悪くて一寸と嫌だ(私だけかも)。私は積雪期に二度通過したが、二度共うろついて焦った。稜線通しに通過する地形では無い。見通しの効く所に出て、やっとホッとしたのだが、トレースが無いのがとても辛い。(ルートを分かってる誰かが、歩いておいてよね(涙))。
 其の先の平標山の家からはたっぷりトレースが有る。平標ピーク迄は、打って変わって銀座コースになっちまった。其れは平標山の家へ登る新道が出来てからなのだ。登山者ばかりでは無い、スキーを担ぎ上げ滑って居る諸君も多いのだ。
 そんな当たり前のルートを、何も積雪期にウロウロする必要なんざ無く、普通の時期に登山道を登れば良いのだが、ま、本人の好みなんで、勝手にウロウロしてれば良いのです。

☆第四区画
 区画は平標から谷川岳が相当するが、私に取っては、此処が初めての国境稜線縦走となる。そうねえ、少なくとも三昔は前だろう。実際は谷川岳から平標へ歩いたのだ。
 平標からは俗に言う谷川連邦、積雪期でも数パーティは入って居るのが普通だった。新道が出来る前は、松手山経由の急登を強いられる、きついきつい登りだった。
 (我がロマンチック街道 その四へ続く)

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