2012年2月15日水曜日

最高峰に乾杯! その八


 其れから暫くは、歩き出しても手の痛さは消えない。何度も書くが、其れが私の泣き所(の一つ、外にも沢山有る)だ。
 以上は好天に恵まれた時の話で、勿論雨、
霧、雪、全然景色が無い時も多い。其の時は其の時、静寂な小屋で酒を楽しむのです。そんな日は泊り客も少ないのが決まり事、ゆっくりと流れる時間を味わうの。此れ又贅沢ですなあ。
 処で酒が駄目な人は、そう言う時どうやっ
て過ごすのだう。本でも読んでるのか、或いは寝てるのかなあ?思えば気の毒千万、人生の半分を失った様なものだ。
 え、勝手な思い込みだ、酒びたりの奴こそ
哀れだって?まあね、身に覚えが有るので痛いご指摘。言われて見れば好き好きなので、余計なお節介は止めよう。
 昭和十七年の登山とスキー社版に依れば、
山頂からの展望は樹木の為望めないが、小廣い山頂には小屋掛け記念の石柱や道標等あって、此処の小屋も屋根のトタンが飛び、雨を凌ぐことも出来ない、と有る。
 展望は無かったのだ。現在の檜洞丸の様子
だったのか。小屋も廃屋だったのだ。月日の移り変わりとは、凄いなあ。
 今の県営小屋にはペットの水が積み上げら
れているので、水の苦労(小屋番には)は無い。登山者にも、金さえ払えば水が買えるのだから、水の苦労は無い(昔の小屋は水を売ってなかった)。でも、ビールと同価なのは当然だ、ヘリは重量計算だろうから。
 本来の水場は原小屋平なんだが、前出だが
二つ有る。皆さん語存知なのは原小屋源流。もう一つは反対側の伊勢沢源流。Rさん曰く「伊勢沢源流の水が質が良いです」。試したが、良く分からなかった、へへへへ、私はそんなもんなんです。
 惚れぬいた丹沢の盟主、蛭ヶ岳。見て良し、
登って尚良し。見ながらでも、山頂でも、兎にも角にも最高峰蛭ヶ岳に、乾杯!!!

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

ガスが山頂のちょっとだけ かかった良い写真ですねー。最高峰、、、本当に蛭ガ岳は、特別の山なんですね。いろんな楽しみ方 いろんなアプローチの仕方を知っている人だけに言えることでしょう。登って良し、見て良し、、、文句なしの最高です。お酒が美味しい訳ですねー。

kenzaburou さんのコメント...

そうなんです、お酒が美味しい山なのです!

もっとも、何処でも美味がってると言われると、返す言葉が無いのですが。