とか言って、北アルプスの南岳に直登する尾根、色付くダイアモンドの章の二日目の登りなのだが、サラッとしか書かなかったけど、辛かったらしくは書いたが、本当は死ぬ思いの登りだったのだ(涙)。
月日とは経って行くもので、昔々々は、間違い無く、らっくーに登った記憶しか無い。何て事無く南岳に立ち、大キレットに向かった。そして大キレットを超えて北穂に立ったが、煙草をくわえて槍を見て居ただけの事だった。実際は槍から来たのでは無いけど、槍は其の前に登ってるし。
時は流れ、大分前の色付くダイアモンドの章の時には、南岳に登り着いた時の私は、殆どゾンビ状態、私は誰、此処は何処、今は何時、の状態だ。我乍ら、どうしてそんなになっちゃうんだろう?と不思議千万で有る。
そんなもんですなあ。北島君(断るのも面倒だけど、水泳の金メダリスト)だって、六十になれば、そこいらのガキに負けるかも知れないのだ。増してや、此の私に到ってはだ。年は争えないものです。
話が飛んだ。表尾根に戻ろう。三ノ塔に着いたとする。
前述の通り、三ノ塔山頂からの展望は素敵の一言で有る。塔へ続く表尾根が絵に成る事夥しい。東に聳える大山は南面から見る鋭さと異なり、ゆったりと北への稜線を延ばして居る。振り返れば相模湾、江ノ島もはっきり分かるし、大島も見えるだろう。
でも塔へ続く表尾根が最高の眺めだ。表丹沢の花形だと言って間違い無いだろう。
前述だが、山小屋が焼失して、今は半端な東屋(あずまや。え、読めるって?其れは失礼!)しか無い。
最近は修理されたが、前は扉が壊れて居て、寒い日に逃げ込んでも容赦無く風が吹き抜けた。従って、うー、寒いよー、との印象が強い。と言うより本当に寒かった。
(無敵の縦走路 その三へ続く)
2011年10月1日土曜日
無敵の縦走路 その二
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