本棚に有るので読み直そうかとは思って居るんだけど、まだ読み直していない。ブックオフに持って行ってもせいぜい50円だろうから、読み直した方が、比べれば未だしも良いだろう。
何の本かって?失礼しました、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」です。初めて読んだ時は、フーンそんなもんかね、と思ったんだけど、今思えば、フーン馬鹿言うんじゃねえよ、と言う内容ですなあ。
DNAが生物の形態を決める?本当にそうなんけえ??
蛙のDNAを鳥の卵子のDNAと入れ替えたら、鳥がオタマジャクシに代わって生まれるのかねえ?
此れは無いのだ。人のDNAを犬の卵子に挿入(勿論犬のDNAを取り去って)しても其の卵子は発生せず、死ぬ。
DNAが生体を乗り物として、生き物全てを制御するものならば、其の現実は矛盾としか言い様が無い。え、分からない?
生体がDNAの乗り物だとしたら(「利己的な遺伝子」)、DNAの命令に従うべきで、発生は無い、と言うのが、既に間違えだと指摘して居るのだ。
同じ配列のゲノムでも、種に依って違う働きをする。例えば、人なら眼を造るが、全く同じゲノムが虫では複眼を造る。其の種の文化伝統(?)に依ってDNAは解釈されるのだ。
DNAで生体が定まる訳では無い。DNAが全てを決すると言うのは、新しいDNA迷信の誕生と言う事で有る。
此れがネオダーウイズムと手を組んだからややっこしくなっちまった。
迷信とは、科学が進歩するに合わせて、見掛けは進歩して、限りなく湧いて出るものなんですなあ。
勿論、ネオダーウイズムの事です。
2010年12月29日水曜日
クソ面倒な話 その二十六
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2 件のコメント:
「おなじ配列のゲノムを使っても、種によって異なり、人なら目を作っても 昆虫なら複眼を、、、」 なるほど、なるほど なるほど。わかりやすい説明で ちょっとわかりました。
お分かり頂けて嬉しいです。
何せ、アンチダーウイズムなので、変人じゃないかと、思われそうです。確信犯なので、覚悟の上でs。
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