2010年4月17日土曜日

迷惑でしたか? その二

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 で、可哀そうだが牛追い宜しく、YGさんとSTさんを追い立てて歩いて貰う。確かに二人とも恰幅は極良いので(詰まりメタボなので)辛いだろうが、僅か一時間半のコースに三時間近く掛けて居るのだ。追い立てても罰は当たるまい。
 さっき抜かされた自転車を担いだ若者が降りて来る。え、登りも下りも担ぐ自転車、何なの其れって?変わった趣味だなあ。そんな素朴な疑問を感じて居る暇も無い。さっきの高齢者パーティも、頂上での休憩を終えて降りて来る。はっはっはっは、我々がひょっとすると、大山登山史上一番遅いパーティだったのでは無いか、と思う有様。上には上が有るのが世の習い。でも、きっとベストテンには入れるだろう。えっへん!
 従って下った時は最早暗くて、売り文句の豆腐料理は残念乍ら無しとして、唯々バス停へ急いだと言うお粗末でした。流石に、豆腐料理をどうしてくれる、との非難は無かった。
 いやー、山慣れない人は本当に山慣れないんですなあ。びっくりしちまったし、笑ってしまったのだ。だって、病人連れが追い付くんだから、はっはっはっは。
 でも、追い立てたYGさんとSTさん、御免なさい!山なんか来たくも無いのに、唯一の楽しみの豆腐も無くなっちゃあ、あんまりだ。ま、追い立てなきゃ、帰れなかったかも知れないんだけどね、はっはっはっは。
 思えば若い時から、山慣れない諸君を山に連れ込んでは、酷い目に合わせて居たです。其れは良い、若いんだから。来る奴も興味が有って来た訳なのだ。
 実はIもNもそうなのだ。S、K、Tは元々山好きだったので置いておく。で、IもNも山好きになって、零細山岳会を共に立ち上げたのだから、文句は有るまい。
 其の上、Iは大学山岳部で学び、Nは民間山岳会(我々の様な零細山岳会では無く、広く名の轟いた山岳会)で修行し、其の二人から積雪期の山や岩を教わる事になるのだから、世の中は楽しいし面白いのだ。そう言うもんなんですなあ。
  唯、若く無い場合は気を付けねば、意外とヤバイ。あ、前の話もそうだったか。一寸と外国語を齧った時、クラスの諸君を山に連れ込んだ。と言っても、札掛の丹沢ホームに泊まって、物見峠越えをするってえ、極軽いハイキング。私だって気は確かなんだから、無理はさせっこ無い。勿論メインは札掛での宴会だ。
 処が夜道を二時間半歩くのが、大変だったらしく、其の辺が認識不足だったのが、既に私の不明の行ったり来たり(え、前にも出た詰まらない親父ギャグだって?ああ、其の通りだよ!)。
 慣れない人には夜道は疲れるんですなあ。実際そうなんですよ。私だって、初めて夜の大倉尾根を登った時は悲惨だったので、其の顛末は又今度。
 (迷惑でしたか? その三へ続く)

3 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

良い写真ですねー。本当に大きい山です。

夜道を2時間半歩くのも わたしも いやです。平地の2時間半で、豆腐料理に飲み放題に温泉宿がついていれば 考えます。

kenzaburou さんのコメント...

うーん、あたしもそっちの方が良いなあ。遥かに良いです!

ショートホープ さんのコメント...

夜道を2時間半ってのは文無しの酔っ払い生活で何度も経験してますが…

豆腐料理に飲み放題に温泉宿で山無しの平地だったら常時OKかも…