2010年4月8日木曜日

閑話 その四十六

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 朋友連のうち、メタボの王者AN夫婦を除いた(昔はメタボでは決して無かった、山を嫌った結果、メタボになったと思って居る。現に外の朋友達はメタボと縁が無い)皆さんは、山に連れ込まれて、と前に書いた。KJ、YN、EMの事だ。新婚旅行とキリギリスの章の時の、キリギリス騒ぎに居合わしたのも、其の人達。
 で、其の翌日ですよ。目指すは檜洞丸、天気は上々、多少の寝不足なんざ何でも無い年頃、勇躍出発をしたのだ。
 青ヶ岳山荘泊の予定だが、水は無いので、10lのポリ容器をザックに入れて、あたしが担いで居た。休憩の時、無造作にザックを負った侭仰向けになったら、バキッと小さな音がした、はて?
 はて?じゃ無いだろうが、馬鹿!
 ザックから水が漏れ出した。慌てて見るとポリ容器にひびが入って、水が流れ出して居るのだ。あ、どうしよう!!
 ふっふっふ、物を言うのは咄嗟の知恵だ。皆にビニール袋を出して貰って其れに水を入れ、鍋に詰める。大きい鍋が有って良かった。5lほどの水は確保出来た。外にポリタンが一本有るので、どうにか間に合うだろう。
 粗忽です、何も考えて居ない。体重を掛けてひっくり返れば、ポリ容器がどうなるか位、気付け、馬鹿!何が咄嗟の知恵だ、そう言うのを苦し紛れの行為と言うんだ! ……はい。
 ご迷惑をお掛けしました。でも、何とかなったんだから、許してちょーね。
 此の夜はガスが深く、幽玄で面白かったのです。ま、例に依って碌な物は食べさせなかったのだろうけど。
 同じメンバーを加入道へ連れ込んで、幕営した事が有った。あたしが通販で買ったフランスのテント。大きい、六人用だ。従って悠々暮らせ、立っても一寸と頭がつかえるだけで、着替えも立って出来ると言う優れ物、其の上軽いのだ。
 普通テントの中で着替える時は、座ってするか、中腰でするしか無い。でも、おフランスは違う。欠点は軽くする為、張り綱はビニール、テントはペラペラ、直ぐに駄目になる事で、現に直ぐに廃品になっちまった(涙)。
 此の時は食事は避難小屋で取った。単独のおじさんが居て、焼肉を焼いて居る。うーん、贅沢な山登りだ。うちの諸君はアルファー米にボンカレー、しかも紙皿に盛り付けると言う酷さなのだ。何、洗わないで済むからで、不精なあたしらしいメニューなの。
 こらこら、羨ましそうにチラチラ見るんじゃ無い、見っとも無いだろが!鼻をヒクヒクさせるのも、止めろ!!
 あたしは肉が嫌いなので何とも無いが、皆さんには刺激が強過ぎたのだろう。気の毒だったねー♪
 そんなあたしに何度もお付き合い頂いて有り難いのです。又機会がったら、え、嫌?

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

私も山では 焼肉よりアルファ米にボンカレーのほうがすきです!!!

kenzaburou さんのコメント...

おお、同志よ!
力強いお言葉、有り難う御座います。