2010年4月11日日曜日

迷惑でしたか? その一

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 知り合いの皆さんを、好きでも無い山へ連れ込んで、酷い目に会わせた話でもしよう。大笑いでもしなくっちゃ、前章を引き摺っちまうでよ。どらーきつくてかんわ。
 え、人の不幸を笑おうってか?済みません、私は何度も白状してる通り、山での人の軽い不幸は、大好きなんです。詰まり、人で無しです……。ま、良いさ、皆そうなんだ、きっとそうさ、絶対そうさ♪
 知り合いの皆さんは私と同年輩か一寸と上。気の毒にも、山なんざ行った事が無い人達だが、私の勧めに乗って大山に登る事になったのだ。勿論売りは、降りてからの豆腐料理で一杯で有る。
 私と妻を含めて十人、一寸と不安だったので閑話二十一の大魔神KS(私より八つ若い)にも、サポートとして参加して貰った。彼はボーイスカウト(だったけ?)の出身なので、こういう時には頼りになる。
 二昔前の秋の日、天気は突き抜けた青空だった。やったぜ!こう来りゃあ、今度の企ては成功したも同然。普通はね。普通じゃ無かったんですなあ。
 ケーブルカーを降り、登山道に掛かったとたん、YG婦人は四つん這いになった。え?此処は這う場所じゃ無い、こりゃあ先が大変だぞと一瞬心をよぎったが、先どころか即座に大変になったのだ。
 KBさん(女性)が歩けないと言う。聞くと朝飯を食べて無いので、お腹が空いて目が回るとの事。え、食べるしか無い、KSに本隊の引率を頼んで進んで貰い、私はKBさんに付き添って、彼女が弁当を食べるのを待った。サポートでKSに来て貰って(早速)良かった!
 KBさんは弁当を食べ終わり、どうにか歩けそうになったので、ゆっくりと行く事にした。快晴の秋の大山、人が来ない筈が無い。ゆっくり登る私達を、人々が抜く抜く抜く、抜きまくる!!
 高齢者パーティが抜いて行く。自転車を担いだ若者が抜いて行く。本調子では無いKBさんは、自分の所為でと焦るが、無理は禁物、休ませ休ませ行く。本隊には頂上で追い付くから、全く大丈夫なのだ、と説明し乍ら。
 わーっ!半病人連れであらゆる人達に抜かれまくった我々が、何と本隊に追い付いてしまった。何の冗談なの?
KS「駄目なんですよ。YGさんとSTさんのご主人が、曲がり角に来ると、良い景色だと言って座り込んじゃうんだ」
私「はっはっは、何時頂上に着くんだろう」
KS「笑い事じゃ無いでしょう」
私「いやいや、驚いたよ、まさか追い付くとはね」
KS「何とかしてよ!」
 (迷惑でしたか? その二へ続く)

6 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

迷惑か?ですって、、、?
そりゃあ、、、、、。、、、、、。

だれもKENZABUROUさんのことを 鬼とか、ひとでなしとか、「巨人の星」の星一徹とか、「明日のジョー」の片目のおっちゃん とか、大松監督とか(みんな古い!新しいのは知らない)言うつもりはないでしょう!!! もちろん!!!

ショートホープ さんのコメント...

Doglover Akikoさんのお見立ては鋭い。

実物のKENさんは「巨人の星」の星一徹+「明日のジョー」の片目のおっちゃん+大松監督を3で割り、かつ甘めのオブラートにくるんだような感じの方です。

う。ちょっと違うか?ま、いいか(笑)

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

ショートホープさま
山では、KENZABUROUさんが星一徹、片目のおっちゃん、大松監督を足して、かつ3乗したような人でない保証は???

匿名 さんのコメント...

けんさんは、山の苦手な者を誘っては楽しむ鬼です。オイラはヨットが好きで、お客様(初めての者)がクルージングでゲロを吐く奴は首をひっつかみ海に落します。
山も怖いけど海も怖いのです。座礁経験3回。志気のないクルーは海に落します、此が海のルールなのだ! バカボンのパパっぽいなぁ
スキーが好きでパトロールをしていたので山の怖さも知ってますが何の為に上るのか・・・!!!??? ワッカンナァァイ

kenzaburou さんのコメント...

全く、あたしは山でも里でも、鬼ではないのです。
ただ、自分の好きな山に、たまたま人を(無理やりではなく)連れて行きたがるだけなので、迷惑な奴では有りますなあ。

鬼とは、匿名さん(悪戯っ子)さんの事です。

誤解なき様願います。

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

そうですね。「鬼」とは 座礁経験3回もして、まだちゃんと生きている!!!なんていうバケモノのことかもしれませんね。