で、雪のトラバースで偉い苦労をする事になっちまう訳なのだ。えーん、出来たら馬鹿を直したいよー。
昔の「鍋割山」の章に記述済みの話で失礼!小学校三年生の次女を連れて、鍋割に登らんと後沢乗越を目指したと思いなさい。暫く沢沿いに行き、沢から離れるのだが、其処を見落として仕舞ったのだ。
うーん、どうやっても見落とせない。道標は確りして居るし、道も明々白々なのだ。現に途轍もなく大勢の人が、迷わず登って行く道なのだ。有り得ない事此の上無し、と言い切っても宜しかろう。
其れなのに、子供連れの私は見落として沢を進んで行った。勿論踏み跡も道標も人の気配も消え失せた。流石に間違えたと気付き、辺りを見回して手頃な藪に飛び込み、無理やりに尾根迄這い登ったのだ、子供連れで。
おいおい、分かる所迄戻るのがセオリーだろが、子供に何か有ったらどうすんだよ!本当に馬鹿なんじゃないのか?
……そうかも知れない(又々涙)。
二昔程前、Yと三ヶ木のバスターミナルで、青根方面行きのバスを待って居た。季節は冬だった。蛭へ泊まりに行くのだ。降雪直後だったので見える山々は真っ白、それでワクワクしない方がどうかして居る。
で、時間でやって来たバスに、イソイソと乗り込んだ。バスは走り出し、何時もの道志道に入らずに真直ぐ南下して行く。あれ、変だ、間違えたぞ!と理性は言うが、感情は認めたがらないの、大概は。認めるのが余りに辛いので。。。車内アナウンスで宮ヶ瀬行きだと聞いて、やっと感情も認めざるを得ず、下車した。
詰まり五分差で二本のバスが出ると言う状況だったと言う事なの。其れを知らない私は、行き先も確かめずに(そもそも其れが馬鹿だ!)、間抜けにも違うバスに乗り込んで仕舞ったのだ(又々々涙)。
(思い出す侭に馬鹿な話 その三へ続く )
3 件のコメント:
経験豊富な山屋のおとうさんが、道を間違えるわけがない、と、何の疑いもない、澄んだ目で見つめる、無垢の小学校3年生のお嬢さんの姿が、目に浮かぶようです。
バスの乗り間違いは、くやしいですね。下ってしまった道をまた登らなければならないなんて!!!
いつもながら、、、素晴らしい写真ですね。青の美しさが、目に沁みます。
無垢の小学生が早30歳となりました。早く嫁に行け! といつも思ってるんです。
又お褒めに預かっちゃったです。
ニコンは凄いんです、見た通りに写るんですから。
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