私の、テントの中に置く物の位置は決まって居る。例えばポリタンは左前、食料は右前、セーターは右奥。勿論、外から見た位置だ。決めておかないと、毎回おろおろする訳だか
ら、決めておく。私は、と書いたが多分皆さんそうだろう。
ザックから物を取り出して、所定の位置に放り込むのだ。何故かと言うと、ザックを或る程度軽くしておかないと、テントの中に入れるのが苦労なの。
雪だったら、雪を払わなければならないし、そうで無くとも重いザックを、狭い入り口から入れるのは、案外骨を折るのだ。
カメラの位置も右奥。色々放り込んで、カメラも右奥へ放り込んだ。Yと一緒の時だった。Yは放り込まれたカメラを見て、「あっ!」と叫んだ。咄嗟に私も気が付いた、カメラ
(それもニコンF2)を放る奴は居ない。
カメラはぴったり右奥で、跳ね返って居た。うーん、我乍ら良い腕だ(又々々々涙)。其れで、レンズの無限遠は出なくなったの。カメラを夏の南アルプスで落として(前述)、
無限遠が怪しくなって居たのだが、此のアホな行為で、決定となった……。
トコトン不精な私でも、昔は仕方無く山道具の手入れをした。ナーゲルやピッケルやアイゼンバンドやテントやナイフだ。
面倒な話だが、ナーゲルは手入れを怠ると、てきめんに鋲が抜ける。ピッケルも、しっかり亜麻仁油をシャフトに塗っておかないと、いざと言う時に折れるかも知れない。もし折れたら命に関わるのだ。
アイゼンバンドやテントはチェックだけで良い。ヤバければ穴を塞いだり、バンドを交換すれば済む。
ナイフは、若い頃は大型の登山ナイフを使って居た。刃渡り25cm以上の物だ。鉈(なた)じゃ無いんだからさあ、何考えてたんだかねえ。
(思い出す侭に馬鹿な話 その五へ続く)
2 件のコメント:
で、、、親分、25センチのブツで、一体何人 やっちまったんですかい?
う、う、間抜けにも自分を傷つけただけです。。。。
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