2013年2月2日土曜日

ハイクへのお誘い その二十五





 さて此処迄で、え!と思った方はご退場下さい。其れが賢明と言うものです。
 残ったのは、賢明で無い方(失礼!)のみ。じゃあ行って見よう、あくまで自己責任だよ!二つ目の取り付きは、手掛かりが殆ど無いので、4駆(もう一回だけ説明すれば、四つん這いの事)も有りだ。勿論、軍手は必需品で有る。
 此処も、程無く尾根に立てる。尾根の左を見れば、踏み跡が見つかるだろう。此れは見つけて欲しい。何故ならば、すぐに鞍部に降りるからだ。え、そんなとこで迷ってるんじゃ、此処には残って無いって?ご尤も!


 鞍部からは斜面になる。天気の良い日にするべきだと念を押すのは、此の斜面(他も全てそうなんだけど)が雨に濡れて居れば、ズルズル滑って始末に負えない。
 此の斜面が、多分一番キツイ所だろう。踏み跡は有るが、彼方此方へ散って仕舞う。従って、適当に登り易い所を選んで、唯登る。登って居る限り、間違えては居ない。水平道と下りは絶対に避ける。一ノ沢に追い落とされる。辛くとも、登るの一手だ。当然4駆もOK、誰も笑いやしない。
 明けない夜は無い。やがて急登も終わり、斜面は緩む。
 勿論此れで終わりでは無い。第二弾の登りが始まるが、先程よりかはずっと楽だ。程無く登り詰めるだろう。手前にはこんな標識が有る。

 
 登り詰めた所がピークと思わされるが、ピークの直下なのだ。忘年山行の時は、あたしはピークと思い込み、違ったと知って気力が崩れ、此処にテントを張ったのだ。

 
 此処は斜め右方向に尾根が続く。暫くは平坦だ。従って、急に下る、は有り得ないので、そうなったら必ず分かる所迄引き返すのだ。
 一寸と登りが現れると、其処が堀山(943m)のピークだ。

 
 ピーク直下が登山道で有る。右へ行けば大倉、左へ行けば塔ヶ岳だ。

 
 尾根に取り付いてから、慣れた人で1時間から一時間半、慣れてなければ2時間から2時間半位だろう。短い尾根だ。
 其処を前回は3時間半も掛けたのだ。風邪と荷物も足を引っ張ったが、雨がいけなかった。一歩登ると半歩は滑り降りる。歩幅は半分疲労は倍、と言う嬉しい状況だった。変わったルートをやりたい方のみに、お奨めです。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

整備された道なき道、山屋専用の道を登坂するのは、大変なことなんですねー。写真をみても踏み跡らしきものが、全然見つかりませんでした。ただの斜面ばかりで、、、。むむむ。

kenzaburou さんのコメント...

確かに写真では分かり辛いです。
行けば分かるもんなんです。

ん、慣れないと無理かも知れないです。