2013年2月4日月曜日

閑話 その九十六





 一月十四日成人の日に、東京は大雪(?)に見舞われた。町田で15cm、都心でも10cmを超える積雪だった。じゃあ丹沢は?当然新雪30cm超、万歳!!
 本当は翌日飛んで行きたかったが、誰も来ない(雪で来れない)駐車場勤務で、雪掻きをして居たので駄目。快晴、しかも暖かい一日だったのにさあ。残念!
 で、其の翌日に出掛けたのだ。渋沢に着いて驚いた、雪なんて無い。秦野盆地より町田の方が寒いのかい?大倉でバスを降りても雪なんざ無い。ガスの合間に見える山は白い。流石に山は雪なんだな。
 昨日の快晴とは大違いのガスで、チラチラと雪迄降って居る。勘弁してよ~。其れは仕方無いので、登ると見晴茶屋を超えたあたりから雪道となった。其れは嬉しいのだが、快晴で暖かった昨日に、余程人が入ったらしく、完璧に踏み固められて居る。
 詰まり、ツルツル滑るのだ。登るにつれて雪は深くなる。トレースを外すと足が潜る。どうしてもトレースを行くしか無い。すると滑って、手を雪に突っ込む。
 あたしの基本スタイルは、素手をポケットに突っ込んで登降するのだ。だから雪まみれの手は凄く冷たい。ヒー冷たい、とポケットに突っ込む。又滑って咄嗟にポケットから手を出して雪に突く。ヒー冷たいよー!!
 アホじゃ。手袋をすりゃあ良いだろがよ。其ればかりじゃ無い、アイゼンを着けろよ、持ってるんだから(軽アイゼンだけど)。大体、スパッツも着けて無いじゃんか、其れじゃ、雪に踏み込む事も出来ないから、何処にも逃げ場が無いだろがよ、アホが!!
 全く其の通りでした。言い訳だけど、今迄はそうやって来たので、そうやったのだ。でも、セオリーに反する事は、何時迄も続かないって事ですなあ。思い知ったですよ。
 花立の大階段は殆どが雪の下。花立を超えてからがさあ大変、積雪は30cmをとっくに超え、細いトレース(溝と言うべき)が続く。しかも踏み固められてツルツル。一体昨日は何人歩いたんだ、人が雪掻きしてたのに!
 怒ってもしょうがない。滑って文句が有るならアイゼンを着けろ。うっかり雪に踏み込むのが嫌ならスパッツを着けろ。手が冷たけりゃあ手袋を嵌めろ!同じ事を言わせるな!!
 嫌だろうけど、続きますです。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

粋ですねー!
滑っても滑っても、雪にお手つきしても、自分のスタイルを曲げないで、ポケットに手を突っ込んだまま、スタイルを崩さない、、、粋です、おみごと! 
鼻とおでこに擦り傷を作らないように、ご注意ください!!!

kenzaburou さんのコメント...

へへへへ、一度手が出ずに、横っ面で斜面を受けました。
幸い、擦り傷にはなりませんでしたが、顔は雪塗れです。