2012年8月23日木曜日

何処から入ろう その二



 そんな按配の時代の話なのだ。全てが荒っぽく、むき出しで、生の侭に生きざるを得なかった。ボヤボヤしてりゃあ、食って行けないと言う、至極当たり前の時代だった。今はネットで、生活保護を如何に上手く受けるかと(若者向けにだ!)、情報が飛び交って居る。其れに媚びる政府も有る。何時の間に腐っちまったのか、日本人よ!
 はい、深呼吸しました。山の話でした。
 谷川岳も近い。上野から夜行に乗れば、朝方には土合に着く。土合からは、マチガ沢も一の倉沢も幽ノ沢も、直ぐ其処で有る。峻険な岩場の殿堂だ。そして彼等は、やがて北アルプスや南アルプスの岩場へ向かって行った事だろう。
 勿論、そんな先鋭的な登山者はどちらかと言うと少数派で、多くは丹沢・奥多摩から奥秩父や奥日光へと目が向いて行った様だ。統計を取った訳では無いので、あくまで私の主観で有る。有体に言えば、無根拠且つ無責任な話だ。
 何だそれは、と思う人もきっと居るだろうけど、此の愚ログ自体がそんなもんなんで、一つ此処はご勘弁下さい(ペコリ)。
 で、何を言いたいにかってえと、奥秩父に向かった人の多くは南アルプス派になるのではないか、と無根拠且つ無責任に、述べたかったのだ。
 馬鹿じゃないのかって?ご尤もです!詰まり自分に当てはめて考えて居るので、人もそうじゃないかな?多分そうだろうな、きっとそうだ、の短略的思考の代表選手なんです!
 休題や面倒な話で、短略的思考をする人間をアホ扱いして居る割には、自分に甘いのを人間の性(さが)と言います(え、駄目?)。
 多くの人と同じく(だから違うって!)、私も深田久弥氏の影響を受けて、厚く苔むして大自然に抱かれる感の有る奥秩父の山々に、憧れを抱いたのだ。十代の頃で有る。
 (何処から入ろう その三へ続く)

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