2011年9月19日月曜日

休題 その七十三


 前回うっかり書いちまった「新撰組血風録」の続きです。え、嫌だって?年寄りは労(いたわ)りなさい!
 もう探索の山崎も富士山丸で死亡した。詰まり鳥羽伏見の戦は既に敗れた訳だ。同じく
乗船して居る沖田の命もあと僅かだろう。
 全七枚のDVD、一巻目は二話、あとは四
話入りだ。CMを除くから一話で四十五分と一寸と、四つ観るとごっちゃになっちまう。勿論、飲み乍ら観て居るからなのだが、内容も必ず悲劇なのだから、酒の所為だけでは無いと言い張りたい……。
 それがとうとう、あと一枚を残すのみとな
った。もうじき全て観終わるのだ。寂しい。
 倅が覗いて言う。

倅「昔は不器量でも俳優になれたんだな。皆不器量じゃないか」。

 自分の不器量に気付かずにのたまって居るのが情無いが、確かにそうだ。よってたかっ
て不器量で有る。土方は男前だが、斉藤一なんざジャガイモみたいだ。沖田は文献に有る通り、鯰んごたある。でも、そうだったのだ。
 其れが正しい。幕末の写真を見ると、此れ
でも人か!と思わされる写真が非常に多い。併し、不細工だががっちりと逞しい。
 色男ばかり集め始めてから、日本の映画は堕落したのでは?

 男は見掛けでは無い。特に新撰組は、だ!NHKで新鮮組を、何年か前に大河ドラマと
して上映(?)した。一寸と観て、吐き気を抑えて逃げた。あんな馬鹿なもんを良くぞ放映したし、良くぞ観たもんだ。
 どんなにか非難されるだろう。ても、本当の事だから言う。あんなもん喜
んで観て居たとしたら、そいつはアホじゃ!!
 新撰組血風録は違う。不器量で良いのだ。
より真実に近いのだ。観て居るうちに不器量なんて気にもならなくなって来る。
 役者の不器量の話?違う、作品の素晴らしさを、酔っ払いがくどくど言ってんでした(ペコリ)。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

あのー、、、、剣に強くて 志があって、義に忠実で、弱いものを守り、潔く、誰にも負けず、背が高くて、顔が良い そういうお侍さんが好きなんですが、、、、。すいませんすいません!

kenzaburou さんのコメント...

何を恐縮しておられますか。
其の様な侍が土方歳三なんです。
次のブログで説明します。

ま、あたしもブスい女性のゴチャゴチャ出て来る作品は見たく無いです。