2011年8月13日土曜日

クソ面倒な話 その三十六


 日本は脱核発電で有るべきだとの意見が七割強で有った。当然で有る。下手すると八割に達すると思って居た。
 脱化石燃料の為に、核発電を推進すべき、と検討の末決定した事は、当然忘れ去られて居る。
 ソ連のフルシュコフが、政権末期に最期の賭けに出た。西ドイツと関係を修復しようとし、ほぼ話は纏り、後は発表すれば良いだけになった。
 フルシュコフの政敵はドイツ人の性質を知り抜いて居た。西ドイツの大使館職員に毒を注射した。幸い一命は取り留めたが、ほぼ廃人となって仕舞った。
 ドイツ国民は怒った。当然和解の話はパーになって、フルシュコフは退陣した。
 何を言ってるかってえと、一つの出来事で全てパーにするのは、日独、似た処が有る、と言う事。
 福島では確かにドジった。半端で無くドジった。それでも、地震にも津波にも耐えた発電所も有る。同じ福島の女川核発電所だ。こちらは東北電力なので、地震、津波共に大きく想定して居た。うーん、想定外と政府と東電は言うが、東北電力は想定して居たんだ。
 何度でも繰り返す。日本中の人間が核発電を否定しても、あたしだけは推進すべきだと言う。
 タフで安全な核発電所を造れない筈が無い。やれば絶対出来る筈だ。一度で懲りて全否定すると言う考え方を、あたしは取らない。良い教訓として、次の技術に生かすべきだ。
 良い教訓なんて甘いもんじゃ無いって?其の位は分かって居る。それでも、なのだ。日本の技術だから出来るのだ。幾ら嫌がっても、中国製の(多分)粗悪な核発は、どんどん出来上がって行くのだから。

3 件のコメント:

悪戯っ子(デラシネ) さんのコメント...

 原発の構造は知らないけど、旧式のをGEに売りつけられ、それをまねして東芝、日立が作ったという。GEは聞きもしないのに「利用者の運用責任だ」とコメントした。
 建屋や基礎、入水設備に排水設備の施工は超大手ゼネコンしか出来ない。が、今現在も注水し続けているにも拘らずピットの汚染粋はオーバーフローしない。何処から漏れ出て何処に行くかは発表されていない。幾らなんでも足し算と引き算で分かる事象だけに腹も立たない。あきれるばかり。
 確かに現実を考えると六ヶ所村のフランスに掴まされた膨大な核廃棄物質を再処理して活かせる技術は日本にある。それを使わない手はないのだ。井戸の水が冷たかった昔なら水撒いて涼をとり団扇で済んだのですが今は無理ですね。

匿名 さんのコメント...

汚染粋は汚染水の間違いでした。
我が家は狭い部屋だけギンギンに冷やしてます。じゃ無きゃ東京には住めません。
    悪戯っ子拝

kenzaburou さんのコメント...

GEはカメラと言い、核発電と言い、何とかなんないの?併しあれは余りに旧式なのだ。

其れは何処へ行くの?僅かな放射線を発表するより、より大事で根本的問題。
あの腐れ政府に期待するのは、無いものねだりですなあ。