2011年8月8日月曜日

休題 その七十一


 あたしの次女はジブリが命、悪口でも言おうもんなら、凄まじい反撃を受ける。其の手の人は結構多いらしい。
 其のジブリ命の次女が「コクリコ坂から」を観て来た。勿論どうだった、と訊く。

次女「観る必要無し。『耳を澄ませば』が、どんなに名作か分かったよ」

 クッソー、観に行くつもりだったのに。でもそうなんだろう。何せジブリ気違いの言う
事なんだから。
 それで、「耳を澄ませば」を借りて来て、観
たのだ。大体からして、「耳を澄ませば」は、出張中に何と無く観て、こりゃあ凄い、今年一番名作だと、家に帰ってから叫んで、結局全員観た作品だ。当然、全員最高評価。
 あれは何なんだろう。どうって事も無い、話が有ると言えば有るかも知れないなあ、っ
て思うんだけど、結局其れがどう?って事なんだけど、良い物ほ良いって証明なんだなあ、きっと。
 観ていると、淡々と話は進むが、やがて涙
がこぼれて来る。何で?あたしゃあ無理にでも自分をタフな男にしたくて、ゲロをを吐いているおっさんの前でゲロを見乍らおにぎりを食べて見たり、わざと真冬に素足で下駄で歩いたりしたんだけれどもど、無駄だった訳で有る。
 こんなおっさんが「耳を澄ませば」のエンドロールで涙を流して居るのは、恥で有る。
妻は泣いて居る。でも。俺は男だ、泣いて、泣いて堪るかよ~♪
 歌では無かった。けども此の歌、知ってます?トラさんシリーズの元になったTV番組
なんだけど、大昔だなあ。
 真直ぐな心を描いて、しかも、諸々の要素
を入れ込んで、観る人に納得させ、同感させる技術(或いはセンス)は普通では無い。
 て事は今回の「コクリコ坂から」は、残念の一言です。観てないんだけど。。。。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ジブリッコですか。その映画は空を飛んだりはしないのですか?
あれはマジョタクでしたね。
吉祥寺の手前には行っているんでしょうね。あの飛行気乗りの豚がカッコいいんですよね!!!
なぁんで女の子が主役ばかりなんだろう?
ジェンダーじゃないけど差別? それとも区別???
ま、いっか!!!
     悪戯っ子拝

kenzaburou さんのコメント...

空は飛びません。

吉祥寺の手前には行きません。舞台は京王多摩線です。

ゲド戦記は違うけど、確かに他は皆女の子が主役だ。うーん、何かのコンプレックスかなあ……。