2009年11月9日月曜日

クソ面倒な話 その八

店 045

 

 うーんと詰まんない話をしよう。
 量子力学は本当に理解出来ない。頭では一応理解してんだが(自分の積もりで有るのは勿論だ)、全然分っかんなーい。
 分かると言う貴方は、天才的に頭が変なのか、或いは嘘吐きなのだ。(本当の天才は除くが、此処には来ない筈です)
 ボーアのコペンハーゲン解釈(主流)と、多世界解釈が拮抗して居るが、どちらもよく分っかんなーい。
 ご存知だろうけど基本なので、原子と一言に言うが、東京ドームが原子とすると、その真ん中に小さな(Sで無くSS位の)卵を置いたら其れが原子核。で、電子がドームの天井を回り、其の大きさはパチンコ球より遥かに小さいのだ(だって、電子は陽子の一億分の一以下の重量なんだから)。
 従って、物質の本体は殆ど99.999……%以上は空間で(真空とは違う。原子の中は真空と定義しない筈)、我々も空間なのだ。本来は宇宙と一体化すべきなんでしょうなあ。
 此処迄は皆さんご承知。で、其の電子のスピードは?へっへっへ、光速の30%ですよー。あたしも知った時は吃驚した。教科書では惑星状の軌道を描いて電子が存在してるのだが、そんな高速とは描いて無い。
 実は其の惑星状の軌道がそもそも間違いなのだが、今は置いておく。
 原子の大きさは直径一億分の1Cm。軌道の長さは一億分の3,1Cm。秒速90000Kmとして電子はざっと毎秒3京(?!)回転するのでイメージ化は無理で、強いて思えば、雲の様に存在して居る、と感じるのがあたしの限界だ。
 そんな世界のこったから変な事が多い。曰く。量子の場所を特定すれば速度は特定出来ない。量子は観察する迄存在の可能性は無限(に近い)。ざっくり言えば、観測する迄分からん、観測した瞬間他の数値は分からなくなる。
 光は波で有る。此れは何となく分かり易い。電波もマイクロ波も多くの人は波だと思って居る。でも正体は皆光子で、可視光線は其の極一部なのだ。常識だ?済みません。
 処が光子は粒でも有る。うーん、イメージが難しい。現に一つ一つの光子を取り出して居る。従って量子には粒と波の性質が有ると言われるのだ。
 いずれにせよ、あたしら普通に生きて居る人間のイメージは絶対(言い切るもんねー)及ばない世界だ。イメージ出来たら冒頭の通り、天才的に頭が変なのか、或いは嘘吐きなのだ。
 聞くけど、あたし等の体は幾つの原子で出来てんの?其の原子はクオークは別として他に多くの中間子や、ニュートリノとか(あ、これは違いました)、訳分かんないもんで構成されてんで、解明はまだまだ出来ない。多分永久に出来ない??
 前提が無闇と長引いた。
 コペンハーゲン派は量子を観察した瞬間量子は其の一点に集約されるとの説。多世界派は幾つもの世界が共存し、観察された瞬間其のうち一つが選択される。
 ま、どっちかなんでしょう。或いは両方見当外れかも知れないが、あたしには関係無い。では何でこんな章を立てたって?済みません!

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

すごい!  禅問答ですね? 哲学のお話ですよね。え? 量子力学?
皆光子さんが テインカーベルのようにキュロキュロ遊んで回って照らしている光の中で、うんとたくさんの 原子さんが自分の体のなかでフワフワしていて、その中を電子さんが ものすごいスピ-ドでクルクル回って止まらないでいるなんて、、、夢でうなされそうです。

kenzaburou さんのコメント...

同じく、うなされます。
電子が超光速で飛び回って(?)いるうちに、何で原子に落ち込まないかが、科学上の謎だった(電子は-陽子は+、引き合うのです)のですが、決められた位置の(エネルギー状態に依り決定されます)軌道を走っているのが一番エネルギーを使わない、という説を立て、今はそれが定着しています。
何だかご都合主義だなあ、と思うのですが、それで難問解決なので、OKなのです。