2009年8月15日土曜日

クソ面倒な話 その五

店 038

 

 SF系B級映画好きの癖に、実も蓋も無い話です。
 前述だけど、タイムマシンは有り得ないので、光速を越えると時間が逆行するなんて言う珍説が一時有ったが、吹飯もので、最近は消え去ったのは、ご同慶の行ったり来たり。
 エントロピーが減少すれば時間が逆行するとは誰が言い出したんだったか、少なくともあたしが様な素人が安酒場で気炎を上げてんでなく、一応物理学者が発表したのだから、学者なんざ当てにするもんじゃないって事ですなあ(失礼!まともな人も大勢居ます)。
 大体、独立系に於いてエントロピーは常に増大する、熱学の第何法則だったっけ?考えりゃあ独立系に於いてエントロピーは常に揺らぐ、が正しいのでは?
 本文には、エントロピーは増大するのみ、と書いたが、独立系ならそうではない。エントロピーの低い状態を設定すれば後は増大するのみと言う事でしょう。
 コップに一滴ミルクを落とせば拡散して行くが、ミルクが一点に集まる逆はなく、当たり前田の、ク、ク、クラ……(汗)。
 コップに一滴ミルクを落とすとは、人為的に低エントロピーを設定した事は明白だ。従って、エントロピーが揺らぐ度に時間も揺らぐ事なぞ無いのです。
 ファインマン君も珍説を唱えて居る。曰く、マックスウエルの電磁気学の方程式には解が二つ有るので、遅延波に対する先進波の存在を認めれば、先進波は過去へ運動する。
 電磁気学の方程式が分かってるのかって?当然分かってないが、物事は分かるのだ。
 過去への運動ってどうやって計測するんだろう。前述の通り方程式に二つ解が有れば、実情に合わない解は捨て去るべきで、マイナス2mの幅やマイナス2個のリンゴは存在しない!従って先進波は捨て去るのが妥当だ。
 先進波を使って過去へ情報を送ろうなぞと騒いだ人達も居るが、頭を冷やしましょうよ。
 ワームホールに飛び込んで過去へ戻る、と言う珍説も持て囃された。
 カラクリはワームホールに飛び込んだ先の時間が遅れて居るので、戻って来た時は遅れた時間、詰まり過去だと言う馬鹿馬鹿しい話で、ジャンジャン。
 分かりにくいですか?では、日付変更線を越えれば其処は昨日、で、直ぐ戻れば其処も昨日、の筈は無いでしょう、と言う事です。
 何とか過去へ戻る方法を探そうとの執念は理解出来ないでも無いけど、時間は一方向に流れる(どう流れるの?他に表現が出来ないのでご容赦)のみなので、タイムマシンは無い(きっぱり)。
 それでもSFには無くてはならないアイテムなので、煩い事は抜きにしてB級映画を楽しみましょう。さもないと、ターミネーターも見れなくなっちまう。

0 件のコメント: