2022年9月2日金曜日

閑話番外 その百三十六


  夢とは潜在意識の表れとか言われる。あたしは眠りが浅い質なので、しょっちゅう夢を見ている。どーでも良い夢が殆どで、あたしの潜在意識は何と哀れにも詰まらんのだろうと呆れるw

 一つだけ潜在意識が明らかな事柄がある。進んでいると、道であろうと建物の中であろうと突然登りになるのだ。飛んでもない急斜面になるか、或いは階段か梯子になる。それ迄の経緯とは無関係なのだ。

 急斜面のつもりが気付けば雪の登りである。足を蹴込んで手を雪に差し込み、大苦労をする。階段や梯子を登る時は、必ず上部になるとグダグダのどうし様もない物になり、手で掴んでもバリバリ折れて頼りない事危なっかしい事この上ない状態になちまう。

 訳の分からん沢や適当な斜面を登った記憶、と言うより刻み込まれた危険と恐怖と言うべきかな、それが潜在意識にバッチリ刻まれているのだとは分かる。

 散々怖い思いをしたんだから当然ですなあ。それも自ら好んでだから始末に負えない。立派にバカです。んな訳で今に至っても、何でも登ってどうし様もなくなる。

 自業自得ではあるけれど、歩いてると登っちゃうってのはチト困る。あ、年中じゃないですよ、三ヶ月に一度位です。年中だったら流石に疲れるんでw

 三日程前も突然道が絶壁になった。右側に雪の壁があるので其処を登ろうとしたら、誰か(全く知らない男)が馬に乗れと言う。馬じゃ無理だろうと言うと、この馬は大丈夫だと言う。そこで裸馬(鞍を置いていない馬)に跨って馬の首にしがみついたら、馬が絶壁を駆け登り、一瞬体が浮きかけたが首尾良く上に登り着いた。

 馬には乗った事もないし、気にした事もない。潜在意識に入り様もないだろうに、変な夢は見るもんだ。それでもちゃんと絶壁なのは、嬉しいやら悲しいのやらw

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