2014年3月6日木曜日

閑話 その百二十一





 休題に書いた通り、二週続けての大雪となって、首都圏は麻痺、孤立地帯は山程と言う惨状になった。
 今度こそ山に雪が降っただろう、と能天気なあたしゃあ、又もや塔ヶ岳を目指した。前回はつったりして思うに任せなかったので、今回はバッチリ装備を使用する事にした。
 大倉の雪は、道路脇の積み上げた奴になって居たが、融けた水は路面で凍って居る。油断は出来ない。
 雪は前回並みだったが、山に降ったので塔の頂上は雪だ。そうでなきゃあさあ。
 平日だったので中高年の山に戻ったが、春休みになった所為だろう、学生パーティが六つも居た。何を基準に学生パーティと見るかと言うと、五人以上で二十歳前後を基準とする。此れでほぼ間違い無い筈だ。


 二つのパーティとは、あたしが登りの時に擦れ違った。二つのパーティは山頂ではしゃいで居た。一つは花立小屋の脇で湯を沸かして居た。残りの一つは大階段下で休んで居た。
 学生パーティはマナーが良い。こっちが登りの時は、隊列を止めて待ってくれる。挨拶もきちんとして居る。中高年のおっさんの中には挨拶しても知らん顔も居るが、挨拶も返せない程バテて居るのだと思う事にして居る。
 其の点、若者は気持ちが良いなあ。大体がはつらつとした笑顔だ。登りの場合は、やっと挨拶息も絶え絶え、も勿論有るが当然だ。
 アイゼンは堀山の家で着けた。従って登降にスリップは無く、其の点は楽だったが、矢張り雪道は時間を食う。往復六時間を掛けた。無雪期より三十分は余計に掛かって居る。
 下りは一本松下の急な所を過ぎて、アイゼンを外した。後は適当に下り、少々だが靴でも滑って見た。前回は、もう出来ないと書いたが、やれば出来るもんだ。ほっ。



 此の写真は、表尾根へ向かうトレースだ。
 残念だったのはO屋に寄っても、物流の滞りの為、何も無い事だ。辛うじて残って居た缶チューハイを飲んだだけだ。ミソおでんも無いのだ(涙)。
 世の中はまだまだ不自由をして居るのに、山に遊びに行った馬鹿者って事だ。でも、今回の方が雪山らしくて嬉しかったです。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

何年振りかの大雪のとき、やっぱり山に行かれたのですねー!!!他にも 2グループも行っているグループがあったとは!表尾根に続く雪のふみ後の写真、良いですねー!雪の山はロマンです!素敵すぎます!
MIXIにご連絡くださったのに、お返事が遅れて申し訳ございませんでした。少し前に自宅に帰ってきて、遅れましたー!

kenzaburou さんのコメント...

雪の山はロマンです、寒いんですけど。

何を仰います、ご丁寧にお教え頂き感謝感謝で有ります。