2013年9月22日日曜日

誰でも~登れる~♪ その六




 写真は、文と何の関係も無い白馬への尾根、失礼。
 正月の西穂高山荘の幕営地が、二十張近いテントで賑わって居た事が有った。ぐんぐん冷えて居る。翌日は晴天疑い無しだ。星はキリっと煌いて居る。ぼやけて居てはいけない。好天前にはキリっとするものなのだ。
 そして、好天の朝を迎えた。小屋とテントから登山者がゾロゾロと出て来て、西穂高へ向かう。私も其のうちの一人で有った。半端では無い寒さだった。古い装備の時代だったので、尚更だったのだろう。ピッケルを持つ手が凍えて難渋した。
 面白いもので、未だに西穂は寒い、と印象付けられて居る。
 さて、最後は中央アルプスの千畳敷ロープウエイだ。カール迄上がってくれるので、とても助かる。観光客も、お手軽にあのパノラマを楽しめる。
 数年前の冬に、カールを横断して居たパーティが雪崩にやられ、死者を出した。其のパーティのガイドが、何でそんな危険な所を歩かせたのだ、と随分責められた。
 でも、カールを横断しなければ、山に取り付けないし、戻っても来れないのだ。私も冬にカールを横断して居る。でも、雪崩は無かった。雪崩そうな所を完全に避けて居たら、積雪期の山には登れない。絶対に安全、と言う言葉は、雪山には有り得ないのだ。
 事故を起こさないのがガイドの責任で有るのは分かるが、相手は大自然だ。人智が及ぶ相手では無い。特に雪崩がそうだ。私は、其のガイド氏に同情はしても、責める気持はこれっぽっちも無い。
 絶対に安全を求めるならば、雪山には近づかない様、ご忠告申し上げよう。
 私の乗ったのは、以上。ね、狭い範囲でしょう?私の行動範囲が狭いので、致し方無いのだ。外の山好きならば、もっと彼方此方の話が出るだろうに。
 どのケーブルカーやロープウエイも、本当に助かる(除く、那須と大山)。荷物を背負ってあの斜面を登ると考えるだけで、ぞっとする。天神平は、ロープウエイの下の雪道を二度下ったが、下りだから良いので、登りたくは無い。絶対嫌だもんねー!
以上、山の乗り物でした。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

千畳敷ロープウェイも、西穂高岳のロープウェイも、冬でも動いているのですか??? 絵葉書にでてくるような雪のカールの美しさと脆さを思えば、雪崩は避けようもないでしょう。山に絶対安全はあり得ない、、、本当ですね。

kenzaburou さんのコメント...

はい、冬でも動いて居ます。強風の時は別です。

雪崩は避けられません。どんなベテランでも、読み切れっこないのが怖い処です。