2013年9月10日火曜日

閑話 その百七




 閑話百三でゴア(と其の類似品)の雨具について書いた。例に依って、どうでも良い話だった。どうでも良い話は更に続き、今回はテントの事です。
 山の報告の蝶・常念の時、蝶ヶ岳の幕営地で驚いた。テントを広げると縮緬なのだ。今更驚くのは、へっへっへ、歳の所為なのだよーん。去年の北岳の時に驚いたのを、忘れて居るだけの事なの。大体からして、前日の徳沢でも当然驚いた筈だ(恥)。
 テント一面に細かい皺が有る。帯状に皺の無い部分も有る。何時の間にこんな芸術的なテントになったのけえ? 馬鹿こくでねえ!!
 張り合わせて有った布が、年数の経過に依って伸縮率の差が修復不可能な迄大きくなり、皺が生じたものだ。帯状の皺の無い部分は、二枚の布が剥がれたと言う事だ。
 内部に入ると凄い。縫い目には目地目止めのテープが張って有るのだが、此れが剥がれて居る。剥がれて居なくても、触ると剥がれ落ちて、ダラリとぶら下がる。
 家屋で言えば、完全な廃屋で有る。それでも布が破れないのは凄い。尤も小雨なら良いが、本気で降られたらテントの中は水浸しなのは疑い無いだろう。ヤバイ事になった。テントも新調せねばなるまい。
 ま、購入してから十五年以上は軽く経って居るのだから、当たり前の事で、良くぞもっ
た、と言うべきだろう。
 今のテントは二,三人用、詰まり無理すれば三人泊まれるって大きさだ。使う時は何時も一人。長男が大きくなってからは、あたし専用になっちまったんだから、一,二人用で充分なのではないかな。
 妻と行く時は、小屋泊まりになるだろう。テントなんて嫌、と言うに決まって居る。飛んでもない我儘者で有る。
 Yと出掛ける時は、彼の三,四人用のテントで広々と暮らせるのだ。其れなのに、あたしのゴアより軽い。畜生、次のテントは絶対ゴアにはしないぞ!
 勿論、買い物上手のYに依頼します。

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