2013年9月17日火曜日

誰でも~登れる~♪ その五



 
 お次は八方尾根だろう。春山でも夏山でも秋山でも、利用させて貰って居る。春は良い。スキーヤーしか居ないので、空いて居る。夏と秋はいけない。観光客で満員状態だ。でかいザックのおじさんは邪魔になる。
 其の混雑も池迄なんだから、文句を言う事も無いんだけど、「山の報告 唐松・五竜」に有る通りに、一本道なので、空身の観光客と同ペースを要求されるのが、凄く辛いの。荷物は重いし、歳だし……。
 えーい、泣き言は止めだ、メソメソすんじゃない、鬱陶しい!!!
 次に行こう。白馬乗鞍の下の栂池迄のゴンドラだ。春山と夏山でご厄介になった。春はそんなもんでは無く、スキーヤーはヘリコプターで乗鞍へ上がって仕舞うとは、既述の通りだ。一ヶ所有るモロ急斜面はスキーを外し、慎重に下って居る。こっちは、其の横をハーハー荒い息で登って行く。ま、貧乏人らしい行動で有る。決して嫌いでは無い。辛いけど。
 其の日の白馬乗鞍は、私一人の山だった。雪原にポツンと私のテントが有る。悪い気分では無い。寂しくないかって?良く聞かれるが、好天ならば全く寂しく無い。悪天候だと、翌日のコースが不安だが、寂しいのでは無い。たった一人の雪山とは、寂しさよりも緊張感が有る世界なのだろう。
 次は、遠見尾根のゴンドラとリフトだ。此処も何度も利用した。スキーヤーに混じってリフトに乗り込むと、スキーヤーが羨ましくなる。彼等は楽しげにして居る。こっちは登りが待って居る。彼等は滑り降りると、宿と風呂と食事が待って居る。こっちは雪と小さなテントが待って居る。
 其れが好きでやって居るのに、一瞬そう思って仕舞うのが、情無い処で有る。
 さてお次の番だよ。新穂高ロープウエイの出番だ。此れに乗れば、西穂高山荘迄一時間一寸とで着ける。西穂へ登るにも、上高地へ下るにも、絶好の場所で有る。
 (誰でも~登れる~♪ その六へ続く)

4 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

「白馬乗鞍はわたし一人の山だった。雪原に、、、。」のことば、、、詩になっています。どんな素敵なながめか、よくわかります。寂しいのではなく、悪天候では緊張が、、、。そうなんですねー!まさに、単独行登山者の言葉ですね。それと、素晴らしい写真!いいなあー!

10月にオットとまた日本に帰国予定、今回は、ツアーで山に行きます。ツアーのタイトルが「歩かないで楽しめるアルペンツアー」10月8日に新幹線で長野まで。ケーブルカーで立山、美女平、弥陀ケ原で、弥陀ケ原ホテル泊。
2日目の10月9日が室堂、大観峰、黒部平、黒部湖、黒部ダム、扇沢、くろよんロイヤルホテル泊、そのあと、
3日目野10日は安曇野をみて帰ってくるようです。オットが、もうほとんど歩けないので、このツアーに参加して、少しでも山の良い空気をあびて日本の山の良さのさわりだけ感じてもらえれば、と思っています。30年余り日本に居ないので、室堂のあたりしか記憶がないのですがとても楽しみにしています。もう寒いでしょうか。

kenzaburou さんのコメント...

わー、其れは素晴らしい!
混んでも旅行会社が順番を捕ってくれるでしょうから大丈夫。
天気が良ければ、山の空気を満喫疑いなしです!!
室堂の気温は、7℃から9℃(昼間)だと思います。日が当たれば、ポカポカでしょう。曇れば、寒いです。
どうぞご夫婦で良い旅を!!

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

貴重な情報をありがとうございます。やっぱり7度―9度と、寒いのですね。このクラブツーリズムという旅行会社は、一人でも山行に参加できて色んな山に連れて行ってくれるツアーがあって、しろうとには良いみたいです。今回は歩けないオットがいるので山歩きと言っても観光旅行ですが、とても楽しみです。
写真は 雪庇というのでしょうか。剣岳を望んでいる稜線ですか。八方尾根からの写真ですか。素晴らしいです。

kenzaburou さんのコメント...

お天気商売ですので、晴れれば良いですね!
そうです、落ち残った雪庇です。背景は不帰の険です。唐松からのものですので、八方尾根で正解です。流石!