2013年7月26日金曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その二




 うーん、テントを背負ってどころか、昔風(今では古いのだ)の自炊の山旅すら、馬鹿らしく思えてしまう世界だ。自炊ともなれば一般装備に加えて、鍋窯に食器、コンロに燃料、そして日にち分の食料は、嫌でも担ぎ上げなければならない。
 此れは夏だけで無く、雪の真っ只中の冬山春山でもそうなの。自炊部屋の住人と言うと、多くても二、三人で、冬ともなれば、まず私一人っきりの世界。
 どうです、中高年登山者には持って来いの環境が整ったでしょう?多少(多少じゃ無い!)金額は張るけれど、余裕が有る人達には何と言う事も無い。私にとっては、何って事が有るので、小屋なら季節を問わず自炊専門なのだ、えっへん(涙)。
 其の上皆さんお元気!自分も中高年なのに言わせて貰えば、先輩なのに私よっかよっぽど元気。で、人生経験も豊富なので(詰まり甲羅を経て居る、あ、失礼!)口も減らない。パーティで言いたい放題言い合って歩いて居る。実に賑やかで有る。
 大パーティも有る。二十人以上も稀(まれ)では無い。大昔は、こんな大パーティは大学生と相場は決まって居たのだが、今では中高年で有る。併し、多くの中高年は数人のパーティで、単独行者も結構居る。
 ずーっと山登りを続けて来たベテランも居れば、定年後に山を始めた人も居る。若い頃に山をやって居て、定年後に再開した人も多い様だ。克明に聞いて歩いたのでは無いので、保証は致しかねるが、当らずと言えども遠からず、だろう。と馬鹿を言ってるが、外にはパターンが無いじゃんかさあ。
 皆さん揃ってお洒落で有る(例外が少数は有る。例えば私)。持ち物の道具も新型が多い。ベテラン氏は、手入れの行き届いた革靴を履いて居る事が多い。そんな確りした登山靴は、多分今では売って居ないだろう。
 (蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その三へ続く)

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

山男はみんなお洒落ですよー!それも本格的な山屋になればなるほどお洒落も手が込んでいて 素敵です!だって、お洒落しないと山に失礼じゃないですか!

kenzaburou さんのコメント...

へっへっへ、あたしは山に失礼な奴なんです。
でも、外の諸君がお洒落なんで、一人くらい許されるかな、と勝手に思っています。