2013年7月24日水曜日

閑話番外 その七十一




 「山の報告 蝶・常念」では書かなかったが、蝶にも常念の幕営地にも、昼には着いて居る。そして、ばっちりバテて居るのだ。もう歩けないだよ、と言う程だ。
 毎度の事なので書かなかったのだ。昼に着けば、ぶらぶらしたり、ぼんやりしたり、酒やお茶を飲んだり、ゴロゴロして居るだけなのだから、そんなに早く着く必要は全く無い。
 午後の夕立(?)を考えても、一四時位が妥当な時間だろう。だったら、ゆっくり着いて其れ程バテて居ない、とは出来ないものだろうか。歳なんだし。
 其れが出来ないんだよねえ。だから毎度同じ事になる訳だ。馬鹿なのだろう、きっと。
 で、考えた。ワンピッチを短くするのはどうだろう。今迄のワンピッチは五十分から一時間、参って来ると四十分から五十分。調子が良ければ一時間を大分超える。其処で一本立てる(小休止の事)のだが、碌に休まない。
 話し相手も居ない休憩は、どうしても短くなって仕舞う。未だ未だと自分に言い聞かせて、休む有様だ。
 ワンピッチを強制的に三十分と決める。そして最低十分は休む。歩行時間に対して休憩時間が増えるので、無闇と早く着く事も無くなる。おまけに其れ程はバテない筈だ(だと良いなあ)。
 うん、今度は其れでやって見よう。歳だし荷がでかいんだから、しょっちゅう休んで居ても、誰も文句は言うまいて。え、最初から誰も文句なんか言わないって?そうよねえ。
 次の機会は、其の実験じゃ、わっはっは。
 さて、どうなる事やら。

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